しあわせのジャケット写真

歌詞

スポットライト

hawk

今日も最後の1人

一つだけまだ点いてるデスク

戸締りと灯りの確認

退勤にかざすタイムカード

売り切れにした自販機のコーヒー

お疲れ様と独り言

一服見つめる

待ち受けの大切な物

汚れた作業着でも

おかえりと抱きつく我が子

そのうち別々にしてよって言われそうな洗濯物

あと少しだけ今日も

誰かのために生きてみよう

暗くなった駐車場

自販機のはね返りがスポットライト

寝癖のまま毎朝送ってくこあら組まで

友達と喧嘩したって聞いたけどいつものまんまで

人見知りのDNAも今は手を繋いでて

行ってらっしゃいと手を振る

教室のベランダで

終電間に合わなかった夜

始発じゃ間に合わなかった朝

結局自転車で二駅分

初めて泣きながら電話したあの頃

少しだけ優しくなれた

少しだけ強くなれたのかな

下を向いてた過去を抱いて

好きな人のためでいれる今は

汚れた作業着でも

おかえりと抱きつく我が子

そのうち別々にしてよって言われそうな洗濯物

あと少しだけ今日も

誰かのために生きてみよう

暗くなった駐車場

自販機のはね返りがスポットライト

タバコの火を消して

てめえに点け直して

多くは語らず働く不器用な背中

また今日も

うまくいかなかったな

取り返しに行こうか

また一つずつ

汚れた作業着でも

おかえりと抱きつく我が子

そのうち別々にしてよって言われそうな洗濯物

あと少しだけ今日も

誰かのために生きてみよう

暗くなった駐車場

自販機のはね返りがスポットライト

  • 作詞者

    hawk

  • 作曲者

    hawk

  • ミキシングエンジニア

    toy studio

  • マスタリングエンジニア

    toy studio

  • ボーカル

    hawk

しあわせのジャケット写真

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『しあわせ』とは、
理想通りの人生を手に入れた状態ではない。
完璧じゃない現実を、それでも愛せるようになった状態だ。

若い頃に思い描いていた未来は、もっと派手だった気がする。
でも今立っているのは油に汚れた現場だったり、残業後の駐車場だったり、小雨の朝の玄関だったり。
それでも、俺は思う。
「悪くない。むしろ、結構しあわせかもしれない。」
『しあわせ』は、夢を追い続けた男が“成功”ではなく“肯定”に辿り着くまでの記録だ。

焦りは消えない。
同級生の昇進や肩書きに、胸がざわつく夜もある。
「間違えたかもしれない」と思う瞬間もある。
それでも音楽をやめなかったのは、誰かに勝つためじゃなく、自分を見失わないためだったんだと思う。
本作に収められた11曲は、派手な成功談ではない。
腹が出たことを笑われたり、
雨の日の公園で子どもと水たまりを覗き込んだり、
ほんの少しの達成感を感じながら汚れた作業着を勲章に帰宅する。
そんな、ありきたりでどこにでもある日常。
でも、そんな日常こそが、
どこにも代わりのない人生だと気づいた瞬間の音楽。
青春時代の挫折、万年補欠だった部室の匂い、
やらなかった後悔も、家族の寝顔も。
全部が一本の線と声でつながっている。
若い頃は「特別になりたかった」。
今は「大事なものを守りたい」と思っている。
夢の形は変わった。
全部ひっくるめて、今の自分だと笑えること。
誰かの人生を変えるためじゃなく、
自分の人生をちゃんと肯定するための11曲。
気づけば、とうに叶っていたもの。
ありきたりで、どこにでもあって、
でも当たり前じゃないもの。
その名前を、
このアルバムは静かに呼ぶ。
『しあわせ』。

『しあわせ』は、
成功の物語ではない。
今いる場所を愛せるようになるまでの物語だ。
夢の追い方が変わってもいい。
形が変わってもいい。
音楽をやめなかった理由が、
ここにある。

アーティスト情報

  • hawk

    「hawk」。長野県出身。元料理人で一児のパパ。現在は徳島県を拠点に活動するシンガーソングライター。彼の音楽は、日常のリアルな感情や葛藤をテーマにしながら、等身大でどこか温かみのあるメッセージが特徴。 楽曲には、自身の人生観と家族や仲間への思い、音楽への情熱が込められており、その等身大の歌詞と多種多様なジャンルレスな音楽性、力強いパフォーマンスで多くのリスナーの共感を集める。 地元長野県の幼馴染と音楽×映像制作クルー「nichijo」を立ち上げこだわり抜いた映像作品も多数配信中。

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