しあわせのジャケット写真

歌詞

夜中に枕

hawk

ギリで貰えたあのユニフォームは

今は澄んだ目の少年の汗が滲み付いてんだろうな

彫刻刀で掘ったあの落書きは

同じ名前の奴らでいじり合ってんだろうな

誰も欲しがらなかった

第2ボタン

つまんねえギャグを窓際から眺めてた

あいつは文化祭ぶち上げたコピーバンド

俺は背伸びして漫才してクソ滑った

夜中に枕

顔を埋めて

やるんじゃなかったと叫んだ

眠れなくなるほど悔しくはなかった

そんな自分に1番ムカついて

これならいけると思って袖を通すコックコートも

酒が強い奴と

我の強い奴に持ってかれた居場所

揺られる満員電車の中

耳に刺した

ダサくたっていい 駄作だっていい

いつか背が伸びた頃に笑えるさ

踏み外すことだってあるだろう

その一つ一つが君という歌になる

夜中に枕 顔を埋めて

やれば良かったと泣くくらいなら

朝が来るまで 声枯れるまで

そんな自分を歌にした

勝ちたいわけじゃねえ 負けたくないだけ

あと少しだけ もう少しだけ

朝が来るまで 声枯れるまで

こんな自分を歌にして

  • 作詞者

    hawk

  • 作曲者

    type-AB

  • ミキシングエンジニア

    toy studio

  • マスタリングエンジニア

    toy studio

  • ボーカル

    hawk

しあわせのジャケット写真

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『しあわせ』とは、
理想通りの人生を手に入れた状態ではない。
完璧じゃない現実を、それでも愛せるようになった状態だ。

若い頃に思い描いていた未来は、もっと派手だった気がする。
でも今立っているのは油に汚れた現場だったり、残業後の駐車場だったり、小雨の朝の玄関だったり。
それでも、俺は思う。
「悪くない。むしろ、結構しあわせかもしれない。」
『しあわせ』は、夢を追い続けた男が“成功”ではなく“肯定”に辿り着くまでの記録だ。

焦りは消えない。
同級生の昇進や肩書きに、胸がざわつく夜もある。
「間違えたかもしれない」と思う瞬間もある。
それでも音楽をやめなかったのは、誰かに勝つためじゃなく、自分を見失わないためだったんだと思う。
本作に収められた11曲は、派手な成功談ではない。
腹が出たことを笑われたり、
雨の日の公園で子どもと水たまりを覗き込んだり、
ほんの少しの達成感を感じながら汚れた作業着を勲章に帰宅する。
そんな、ありきたりでどこにでもある日常。
でも、そんな日常こそが、
どこにも代わりのない人生だと気づいた瞬間の音楽。
青春時代の挫折、万年補欠だった部室の匂い、
やらなかった後悔も、家族の寝顔も。
全部が一本の線と声でつながっている。
若い頃は「特別になりたかった」。
今は「大事なものを守りたい」と思っている。
夢の形は変わった。
全部ひっくるめて、今の自分だと笑えること。
誰かの人生を変えるためじゃなく、
自分の人生をちゃんと肯定するための11曲。
気づけば、とうに叶っていたもの。
ありきたりで、どこにでもあって、
でも当たり前じゃないもの。
その名前を、
このアルバムは静かに呼ぶ。
『しあわせ』。

『しあわせ』は、
成功の物語ではない。
今いる場所を愛せるようになるまでの物語だ。
夢の追い方が変わってもいい。
形が変わってもいい。
音楽をやめなかった理由が、
ここにある。

アーティスト情報

  • hawk

    「hawk」。長野県出身。元料理人で一児のパパ。現在は徳島県を拠点に活動するシンガーソングライター。彼の音楽は、日常のリアルな感情や葛藤をテーマにしながら、等身大でどこか温かみのあるメッセージが特徴。 楽曲には、自身の人生観と家族や仲間への思い、音楽への情熱が込められており、その等身大の歌詞と多種多様なジャンルレスな音楽性、力強いパフォーマンスで多くのリスナーの共感を集める。 地元長野県の幼馴染と音楽×映像制作クルー「nichijo」を立ち上げこだわり抜いた映像作品も多数配信中。

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