

揃いの服で お茶を配るの
名前を持たない 景色の中で
議事録(ノート)の上の あなたの声は
私のペンを 待ってくれたわ
並んだカップ 下げる会議室(へや)でも
伏せられた まつ毛を見てた
寿という 呪文のあとに
探す居場所を 忘れそうだった
休日の街 偶然見せた
誰かの右手を 引くその背中
形にならない 脆い微熱は
きれいなままで ここに畳むの
フェンスの向こう 見てたあの日の
夜のサイレン 遠くよみがえる
踏み越えられない 境界線(ライン)があると
分かっているのに 振り返る午後
奪うことなど 望んでいない
ただ少しだけ 夢を見ただけ
時計の針を 明日へ進め
私は私の 指定席(シート)に座る
行き交う人の 波に紛れて
小さくなって 消える背中を
形を残さぬ 脆い微熱は
ポケットの中 隠して歩く
月曜の朝 淹れる紅茶の
透き通る紅(あか)に 溶かして消すわ
閉じた手帳の 冷たい革と
ほんの少しだけ 震える指先
- 作詞者
Akemi
- 作曲者
Akemi
- プロデューサー
nanayon music
- ミキシングエンジニア
nanayon music
- ボーカル
Akemi

Akemi の“紅茶の呪文”を
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紅茶の呪文
Akemi
「紅茶の呪文」は、一人の人間として扱われたことから芽生え、名前を持つ前に畳まれる恋を描いたミディアムテンポのシティポップ。
揃いの制服、ペンを待つ声、休日の街で見かけた背中、月曜の朝の紅茶――働く日々の中で生まれた小さな熱が、越えられない距離の輪郭を浮かび上がらせる。
架空のAIシンガー Akemi が歌うのは、近づきたい気持ちを抱えながら、その先へは踏み込まないと決める大人の感情。周囲の「寿」という言葉に居場所を決められそうになっても、自分の心をどこに置くかは自分で選ぶ。
70年代後半から80年代初頭のニューミュージックやシティポップが持っていた、働く日々の孤独、休日のすれ違い、言葉にできない恋心を描く叙情性を下敷きに、現代的な感性で再構築した一曲となっている。
月曜の朝、紅茶の透き通る紅に想いを消そうとしても、閉じた手帳に触れる指先はほんの少し震えている。
自分にかける呪文にも消しきれない熱を抱えて、いつもの席へ戻る心の揺れを描いた楽曲。
Produced by nanayon music.
アーティスト情報
Akemi
1970年代後半〜80年代前半の「シティポップ/ニューミュージック」が持つ哀愁と夜の空気感を、生成AIと編集で“作品として”再構築する音楽プロジェクト。 Akemi(アケミ)は、神奈川県大和市出身という設定で生まれた架空のAIシンガー。都会の孤独、大人の恋、夜の感情を、ノワール調のシティポップとして歌う。 作詞・作曲・歌唱・ビジュアルは生成AIを制作ツールとして用いながら制作し、「AIの中にある人間味と懐かしさ」をテーマに探求している。
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nanayon music



