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歌詞

厳冬期

No Fun

今しがた 現在地を捨てて

所有物の濾過を終えて

再び 過ちや無駄を

繰り返そうと思う

そうすれば谷まで堕ちて

沢に咲くような君と

世界を笑いのめして

生きていけるって思う

雨粒が髪を伝う

少し上を向けば

雲の切れ間を知るのに

そうしないまま

たかが小雨を豪雨って言う

拳と血眼が見つめていた

分かり合えないからそうしていた

悲しい歌に泣いたのは

希望を思い出したから

楽しめる 辻褄の合わないことを

ただ耐える? 厳しく長い冬を

待ち合わせをした

二人が会えないくらい

狂い切った世界

今日も昨日も

何ひとつ埋まらない 埋まらない

チェーンソーが要る 失う為に

今までのことを失う為に

狂い切ってしまった

それならせめてもう二度と

見落としたくはない

  • 作詞

    内田 秋

  • 作曲

    No Fun

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2023年現在10人編成となる音楽集団No Funによる二枚目のアルバム。二人に増えたパーカッションによる強健なリズムアプローチと、バイオリン、フルートを主軸とした流麗な旋律。前作と比較しさらなる音の構築美に到達した作品。生身の人間が演奏することでしか成し得ない「空気」をなにより年頭に置いて制作は進んだ。メンバーたちの様々な感性や価値観が奇天烈に混ざり合い、ボーカル内田秋の一貫した音楽観がそれらを nostos report という一つの形にまとめあげることに成功。

アーティスト情報

  • No Fun

    2020年に前身バンドである「ピアノガール」が活動を休止するタイミングで、Vo./Gt.内田秋を中心に結成。当時のメンバーであるGt.NJと結成初期に在籍していたBa.長友拓也の3人でNo Funの原型となる。バンドコンセプトである「多様性」「フィジカルミュージック」の下に、次々とメンバーが加入し現在、ギター・ベース・ドラム・ツインパーカッション・バイオリン・フルート・トランペット・サックス・ピアノからなる10人編成バンドとなる。 メンバー全員のルーツが混然一体となり壮観なスケールで奏でられるオーケストラパンクは、唯一無二の存在感を放つ。 結成当初より地元京都ローカルに根差した主催イベント「不時奏」を継続し開催している。 加えて、より多くの出会いや遊び場所を求めて、大所帯とは思えないフットワークの軽さで各地へ出演し、2023年には、初の海外での公演となる、韓国への遠征を行なった。アコースティック編成、デュオでの演奏や、クラブイベント、サイクルショップのインストアイベントなど、形態や場所に囚われず幅広く柔軟なスタイルで活動をしている。

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No Fun

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