美しい僕をわからないでいて
きっといつかは嘘にするなら
汚れた僕をわからないでいて
本当のことなんて言えたことないよ
知りたがっている夜を撫でている
虚無が泣きながら降り積もっていく
春に死んで夏になるとまた動き出す
いつかの痛みに声が出なくなる
声が出ないから歪みに気づく
隠したものだけは覚えてるから
美しい 私だと思った
全部を晒したいから全部を隠したんだよ
わかってよ わかってよ
全部を愛したいから全部を殺したんだよ
わかってよ わかってよ 本当だよ
死にたがっている君を撫でている
虚無が泣きながら光り出す きっと
幸せはその曖昧さだと君は言う
いつかの痛みに声が出なくなる
立ってられなくて永遠に僕ら幸せに
なれない ならない 消さないでいる
まだ終わらない 終わらないから
死んでないのに殺さないでよ
まだ見えてない 見えてないから
逃げられない 終われないから
死んでないからこっちを見てよ
君を見てるよ
全部を晒したいから全部を隠したんだよ
わかってよ わかってよ
全部を愛したいから全部を殺したんだよ
わかってよ わかってよ 本当だよ
- Lyricist
Reru Suzuki
- Composer
Reru Suzuki
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何を吐いていたんだ。心のように見える小さな箱に腕を突き刺しては抜いて、反吐を撒き散らしていた。何か大事なものを失くしてしまったかのように必死にそれを掻き集め一つの塊にした後、それをまたぱくぱく食べて、そうしてもう一度ドロドロと吐き出した。いずれ、顔の位置が分からなくなっていたが、しっかりとそれが見え、聴こえていた。その吐物のあまりの美しさに涙をこぼし、胸がぎゅっと締め付けられた。ある時、今すぐ死んでしまうかもしれない。と思い立ち、窓を開け放ち薄っぺらな夜を招いた。カーテンの大きな揺れが空虚を生み、私はそれに目を奪われ現在を忘れてしまいました。少し気持ち良くなって、冷たい水が飲みたくなり、たまらなく私は外へ飛び出した。裸のまま来てしまった私は北国の三月の風にヒリヒリと肌を斬られ、それがまた気持ち良くなり、泥と混じった溶けかけの雪山へ急いで飛び込み、その雪を舐めた。堪えきれずどろっとした液体が流れ出すのを感じた。どうかあなたが見つけてしまいますように。顔を埋め、そう祈りながら、暖かい、静かな眠りについた。
Jacket illustration:とーる
Artist Profile
Reru Suzuki
Born on March 27, 2004. Singer-songwriter born and living in Kushiro, Hokkaido. In the spring of 2020, he started writing lyrics and composing by playing and singing, and in the spring of 2021, he published his own songs on video sites and live streaming. Without any live experience, two EPs were released for distribution in the fall of 2022. While thinking about various expressions, he is active in distributing his works through TwitCasting and other media. Impulse, light, inclusion, fragility, pleasure, proof, exposure, loneliness, white sunrise, wet concrete, curtains swaying in the wind, trembling voices, unspoken desires, and exposed hopes are his music.
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