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2014年4月にステファン・マシュー、テイラー・デュプリーと日本各地をツアー、多くの観客を魅了しました。
SPEKKからの『El Estanque Esmeralda』に続く最新作が早くも登場です。
『La estrella dormida (眠り星)』と題された本作は夕暮れ時に、刻々と変わっていく夜空の美しさを静寂と美学でもって描写した渾身の一枚です。小さなオルゴール、チター、ミニシンセ、ピアノ、フィールドレコーディング、カセットテープレコーダーなど、ありふれた楽器をアナログとデジタルの手法を駆使して、ポップなアンビエントに仕上げました。その方法論的美学はリュック・フェラーリや、デヴィッド・チュードアなどの手法が50年の電子音楽の歴史を経て進化したもの、いわば60年代からの電子音楽の末裔なのです。そこでは、アンビエントなのか、電子音楽なのか、ノイズなのかという問いはもう意味をなさないのかもしれません。ここには美しいドローンがあり、時間を忘れさせてくれるような繊細な音が鳴り続けています。
魔法のような音楽、そのような形容詞が似つかわしい最上級の"音楽"と断言できます。
1976年生まれ。アルゼンチンのブエノスアイレス郊外Munizのアーティスト。 『La siesta del cipres』が日本のSPEKKよりリリースされ話題となり、その後、イギリスのHome Normalから2ndアルバムをリリース。一躍世界から注目を浴びる存在となり、今やアルゼンチン音響界を代表する音楽家である。アールグレーの紅茶が大好きと語る素朴な人柄同様、彼の音楽は日常や山で採取したフィールド・レコーディングを、ギターなどの楽器と一緒にラップトップで構築したどこか可愛らしい味わいが特徴的な音楽スタイルであったが、近年はラップトップを用いずアナログエフェクターを駆使した音楽に変容するものの、その独特で牧歌的な音楽は現在もさらに磨きがかかっている。
White Paddy Mountain