

子供の頃に見た 絵本の1ページ
今も頭から離れない
神様か死神 どちらかが持っていた
白くて沢山の蝋燭
そこには全て 1つ1つ
名前が書かれていたんだ
あの蝋燭は 私の蝋燭は
今どのあたり あとどれくらい
ありもせぬものに 分からぬ未来に
怯えて生きるのはやめよう
それよりは今を生きよう
命燃やして
子供の頃に見た 絵本の1ページ
今も頭から離れない
足元の死神 頭の上に来た
騙されて回されたベッド
それは知らせ じわりじわり
命が終わっていくこと
その死神は 私の命は
今どこにいる あとどれくらい
あるか分からない 見えない世界に
振り回されるのはやめよう
それよりは今を生きよう
命燃やして
誰もが持っている心にある蝋燭
奪われて消されぬように
- 作詞者
漆雛
- 作曲者
漆雛, 雲花-uka-
- レコーディングエンジニア
谷本成久
- ミキシングエンジニア
谷本成久
- ベースギター
城本オサム
- ボーカル
漆雛

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- 1
水の器
雲花-uka-
- ⚫︎
わたしの蝋燭
雲花-uka-
雲花-uka- 初の配信作品となる1stアルバム。
普段のライブと同じく、声とベースによるリアルタイムの音作りをそのまま録音し、“瞬間のゆらぎ”を閉じ込めた一枚。エフェクトを重ねながら空間を描き出す雲花ならではの浮遊感が息づいている。
「水の器」 スタジオでの音遊びから生まれたインストゥルメンタル。紫陽花の季節に作られタイトルは英名hydrangeaから着想を得た。水を湛えた器のような、透明感とたゆたう揺らぎが広がる一曲。
「わたしの蝋燭」 子供の頃に見たグリム童話『死神の名付け親』のワンシーンを思い出し、“自分の命の灯りがどれだけ残っているかなんて本当は誰にもわからない”という感覚から生まれた歌。
雲花-uka-が描く色彩と空気を、そのまま感じられる初作品。日常のほんの少し上に漂う、淡くやさしい“雲の彩”を感じてほしい。
アーティスト情報
雲花-uka-
声とベースによるアンビエントポップス・デュオ。2人が切り抜いた世界が音で彩られ、独特の世界観が広がる。 浮遊感のあるサウンドと繊細な声が溶け合い、聴く人の心にやさしく寄り添う音楽を奏でる。 ボーカル・ベースともにエフェクターを駆使し、音の層と余白で幻想的な空気を生み出す。 歌詞には、生きづらさを抱える人々への想いと、それでも生きることの美しさが込められている。 独自の表現で日常にそっと光を落とす音の風景を届けている。