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フォークやアメリカーナの素朴な響きを出発点に、アンビエントやドローンの音響を織り込んだ、銀河スープの新曲『fast delay』。
日本語の歌を軸にしながらも、実験的な音響処理によってその輪郭は曖昧になり、音そのものが楽曲の構造に深く関わっていく。断片的に現れては消える微細なノイズや音の粒子、ミニマルなフレーズの反復、そしてダイナミクスの変化。それらが幾層にも重なり合い、独特の時間感覚を生み出している。
アメリカン・ルーツ・ミュージックの質感を残しながら、音響的なアプローチによってフォークの語法を拡張し、アンビエントの持続性とアヴァン・ポップの実験性が交差する。伝統的な歌の形式と現代的な音響表現、その境界を静かに行き来する作品。
銀河スープ(Ginga Soup)は、東京を拠点に活動する中村英哲の音楽プロジェクト。 日本語の歌を核に、フォーク、アンビエント、実験音楽の境界を漂う。アコースティックな響きと電子音、反復や偶然性を織り込みながら、日常の風景に折り重なる時間や、言葉になる前の感情を音にしていく。 アルバム『bed』にはU-zhaan、岡田拓郎が参加。楽曲は坂本龍一がナビゲーターを務めたJ-WAVE『RADIO SAKAMOTO』でもオンエアされた。 ささやくような声はすぐそばにありながら、その響きは遠い景色へとにじんでいく。歌と音のあわいに生まれる、かすかな揺らぎを大切にしている。
Mono Recordings