※ 試聴は反映までに時間がかかる場合があります。
※ 著作権管理事業者等が管理する楽曲は試聴できません。
言葉による「意味、物語、旋律、和音」といった一切の理性を限界までパージし、ただスピーカーを破壊するためだけに設計された、地鳴り(UK Bass)と狂暴な部族の衝動(Tribal)が正面衝突したマッシブなスタジアム・レイヴ・トラックです。楽曲の核を成すのは、鼓膜と胸腔をダイレクトに蹂躙する「内臓を揺さぶる超重低音(extremely heavy sub bass)」と、完全にパーカッションの一部として機能する剥き出しの呪術的音声サンプリング(pure percussive vocal chants)。ヴァースからコーラスへと至る展開の中で、意味をなさない staccato な擬音語(ぶっ。つっ。かっ。つっ。)が高速なブレイクビーツ(fast breakbeat)のグリッドを抉るように刻まれ、聴き手から思考力を完全に奪い去る肉体ファーストの催眠効果を敢行します。
最大の快楽は、情緒的なメロディや安易なポップスの解決コードを徹底的に拒絶した「 anti-music(反音楽)」としての冷徹な音響設計。プレコーラスの指数関数的に加速するスネアロール(fast snare roll building exponentially)を経て、コーラスのドロップに突入した瞬間、左右のステレオ幅いっぱいに飽和したディストーション・ベースの壁(massive wall of sub bass)が全開放され、スタジアムを丸ごと狂乱の渦へと叩き込みます。中盤の「The Mutation」セクションでは、何の前触れもなくすべての重低音が完全消滅し、1サンプルの余韻すら許さず「超高域のグリッチ音(ぴっ。)」の1音だけが空間を凍りつかせる無警告の引き算を敢行。直後の最終コーラスではBPMが限界を突破してガバキック(gabber kicks)が融合し、脳内の神経系を完全にバグらせる圧倒的なカオスへと雪崩れ込みます。最後はフェードアウトに逃げることなく、生々しい「最後の一息(single heavy breath)」の直後、言葉の途中でリミッターがゲートを閉じるように遮断され、1ミリの残響も残さずスパッと完全な真空の静寂(absolute digital vacuum stop)へと着地する、肉体の衝動だけをフリーズドライした傑作アート・ノイズです。
Negi0723は、感情の揺らぎと都市の空気感を繊細にすくい取るミュージシャン。 エレクトロニックとポップ、オルタナティブの要素を横断しながら、 きらめきとノスタルジー、衝動と内省が共存するサウンドを描き出す。 印象的なメロディと映像的なリリックが特徴で、 一瞬の感情や夜の断片を切り取るような楽曲世界は、 リスナーそれぞれの記憶や物語と静かに共鳴していく。 ジャンルに縛られず、感覚を信じて音を紡ぐ。 Negi0723の音楽は、日常と非日常の境界線をやさしく溶かしていく。