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事件は終わらない。
夜が深くなるたびに、新たなケースが開かれる。
「THE SWING FILES」は、今宿探偵団が記録した10の事件ファイルを収めたセカンドアルバムである。
月明かりに照らされた都市。
鳴り響くサックス。
暴走するブラス。
崩壊する拍子。
そして、決して止まらないグルーヴ。
本作は単なるビッグバンドジャズではない。
王道スウィングからアバンギャルドジャズ、ジャズファンク、変拍子、転調、混沌、そして祝祭まで。
それぞれの楽曲がひとつの事件となり、アルバム全体で巨大な捜査記録を形作っていく。
「CASE No.17: Tiger Quest」では冒険が始まり、
「CASE No.18: Conan the Break」では推理そのものが崩壊し、
「JUNGLE SWING OP.19」では理屈を超えた熱狂が生まれ、
「PANIC PARADE OP.20」ではすべてが制御不能の祝祭へと変貌する。
秩序と混沌。
洗練と暴走。
静寂と熱狂。
相反する要素が衝突し続ける中で、最後まで生き残るものがある。
それがスウィングだ。
これは探偵団の記録であり、都市の記録であり、夜そのものの記録である。
事件を解決する必要はない。
ただ耳を傾けてほしい。
次の事件は、もう始まっている。
今宿探偵団。 都市のノイズと静寂、その境界線を追跡する音楽集団。 ビッグバンドジャズを基盤に、ロックの衝動、スカファンクの跳躍、 そしてモダンジャズの実験性を融合。 トランペット、サックス、トロンボーンから成るホーンセクションを主軸に、 リズム隊がそれを暴力的なグルーヴで支配する。 彼らの音楽は、単なるインストゥルメンタルではない。 断片化されたリフ、突発的な沈黙、崩壊寸前のアンサンブル それらはまるで“事件の断片”のように提示され、 やがて一瞬のユニゾンで、すべてが意味を持つ。 ライブでは、即興と構築が衝突し、 同じ楽曲であっても二度と同じ形にはならない。 今宿探偵団は音楽を演奏するのではない。 都市に潜む“電気的な違和感”を、音として記録する。
SNAP