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踊れ。考えるのは、そのあとでいい。
「JUNGLE SWING OP.19」は、今宿探偵団がスウィングジャズの原初的な熱狂を現代へと呼び戻した、祝祭のビッグバンド・ファイルである。
鳴り響くトムドラム。
吠えるようなブラス。
床を揺らすウォーキングベース。
洗練される前のジャズが持っていた「野生」と、大編成ビッグバンドならではの圧倒的な推進力がぶつかり合い、ダンスホールはいつしか巨大な儀式の場へと姿を変えていく。
ここに複雑な理屈は必要ない。
身体が先に反応し、心拍がリズムに追いつき、気づけば誰もが同じ熱狂の中にいる。
サックスは叫び、トランペットは空を突き抜け、ドラマーは汗だくになりながら笑っている。
そして最後には、ステージもフロアも関係なく、全員がひとつのスウィングに飲み込まれていく。
これは懐古ではない。
今宿探偵団による、最も原始的で、最も現代的なジャズの祝祭である。
今宿探偵団。 都市のノイズと静寂、その境界線を追跡する音楽集団。 ビッグバンドジャズを基盤に、ロックの衝動、スカファンクの跳躍、 そしてモダンジャズの実験性を融合。 トランペット、サックス、トロンボーンから成るホーンセクションを主軸に、 リズム隊がそれを暴力的なグルーヴで支配する。 彼らの音楽は、単なるインストゥルメンタルではない。 断片化されたリフ、突発的な沈黙、崩壊寸前のアンサンブル それらはまるで“事件の断片”のように提示され、 やがて一瞬のユニゾンで、すべてが意味を持つ。 ライブでは、即興と構築が衝突し、 同じ楽曲であっても二度と同じ形にはならない。 今宿探偵団は音楽を演奏するのではない。 都市に潜む“電気的な違和感”を、音として記録する。
SNAP