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歌手、Sarkooと出会ったのは5年前だった。まだ学生だった彼女は吹奏楽をやりながら歌も歌っていた。その時から独特の透き通った声には、心が洗われた。年に1回程度だが、彼女の歌や楽器を伴って、僕の作曲した曲を披露する機会に恵まれつつ、あるいは、彼女のInstagramに時折アップされる夜中の友達との綺麗にハモったアカペラデュエットを聞いていたら、いつしか、次のポストを待っている自分に気づいた。

僕が昨年リリースした「A fog of calm」が、運良くApple iTunes Storeのニューエイジミュージック部門で6位にチャートインしたことを受け、早速、次のシングルを書こうと思うと同時に、久しぶりに自分で作詞もして、Sarkooに歌ってもらおうと、決意し、すぐにメッセージをした。

「A fog of calm」から続く、「自然に囲まれた『平穏』と『優しさ』」をテーマに、年に1度の作曲旅行の中で書き上げた曲が、この「eternal lands」だ。

tangibleなものだけに囚われ、intangibleなものを軽視してきたこの時代と、僕たちは、そろそろ決別しないといけない。ambiguity(あいまいさ)の重要性を取り戻し、リベラルアーツを重んじないのであれば、人が人として生きる意味がなくなってしまう。

優しさの中にも力強さをもとめた「eternal lands」を歌い上げるには、Sarkooが適任だった。そんなお願いに、すぐに彼女から快諾のメッセージをもらって出来上がったこの曲を、ぜひ1人でも多くの方々に聞いて欲しい。

作曲・作詞
高柳寛樹
Hiroki Takayanagi
https://hiroki.st/

歌・コーラス
Sarkoo

※本シングルの収益の一部は、私が2011年から毎年年末にオカリナ奏者の堀田峰明と共に開催しているチャリティーコンサートを通じて、東日本大震災の時に親を亡くした子供たちが成人を迎えるまでの生活を支える活動をしている「ハタチ基金」のために寄付されます。
https://www.hatachikikin.com/