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ビート&アンビエント・プロデューサーTOMCの新曲は、ジャズ / 室内楽のしなやかさとソウル / ヒップホップ的な力強さが同居するビートミュージック。喫茶ランドリー オーナーの田中元子による、都市・公共・建築などを扱うポッドキャスト「田中元子のメメント・トーキョー」への提供曲。
ピアノや管楽器の有機的な絡み合いは、前作のアンビエントアルバム『Music for the Ninth Silence』での統制のとれたクラシカルな作風の延長線上にあるものであり、彼の音楽的な深化を感じさせる。それでいて、ネオソウルや1970年代のファンクを思わせる力強いドラムも違和感なく同居させている点は、幅広い音楽知識を持ちあわせたビートメイカーである彼ならでは。食器の音や水音など、カフェで聴こえてくるようなさまざまな環境音が溶け込んでいる点にも注目だ。
ビート&アンビエント・プロデューサー。 カナダ〈Inner Ocean Records〉、日本の〈Local Visions〉等から作品を発表。リリースごとに明確なコンセプトを掲げ、独自の波形編集で作り込まれたジャズ・ヒップホップやアンビエントの作品群で知られる。 2020年、EP『Lunar Maria』がiTunes国内チャート ニューエイジ1位、EP『Stories & Studies』が同インストゥルメンタル2位を獲得。2022年以降、「Honesty (feat. arcomoon)」をはじめ複数曲がApple Music米国チャートにランクインするなど、国内外でリスナー層を広げている。 2023年のアルバム『True Life』は ”2020年代のNujabes『Modal Soul』” と称され、音楽メディアSmall Albums等が選ぶ年間ベストアルバム企画にも選出された。 近年は長谷川時夫 (タージ・マハル旅行団) が結成した集団即興演奏コレクティブ〈Stone Music〉に参加。一方でハウスやディスコ〜R&BのDJとしても長いキャリアを持つなど、シーンの枠に捉われない活動を展開している。 メジャー/マイナーを問わず広範囲な音楽知識を活かし、サイゾー・Mikiki等ウェブ媒体や専門誌〜Kankyo Records・ディスクユニオン等レコード店への寄稿、J-WAVE等メディア出演も多数。