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ビート&アンビエント・プロデューサーTOMCの新曲は、フェンダー・ローズの暖かで優しい響きが印象的な、彼にとって初となる本格的なローファイ・ヒップホップ。2021年以降、カナダの人気レーベルInner Ocean Recordsからジャズ・ヒップホップ、およびアンビエントのアルバムを1枚ずつリリースしてきた彼が、その2ジャンルの融合に満を持して挑んだ楽曲です。
空間的なリバーブ使いや、レコードを思わせる暖かみのある質感、さらに中盤〜終盤にかけて配された細やかな環境音──こうした特徴を違和感なく併せ持てるのは、ビート/アンビエントの双方に精通した彼ならでは。夕方あるいは明け方を想起させる、霞みがかった青色が印象的なアートワークも、”都市生活”をテーマにジャンルの境界に積極的に挑む彼を象徴するようなデザインに仕上がっています。
前作「Place To Be」がSpotifyグローバルプレイリスト「All New Jazz」にピックアップされたことも記憶に新しいTOMC。ジャンルも国境も越えた音楽的冒険に、引き続き目が離せません。
ビート&アンビエント・プロデューサー。 カナダ〈Inner Ocean Records〉、スウェーデン〈Insert Records〉、日本の〈Kankyo Records〉〈Local Visions〉〈カクバリズム〉など、国内外の人気レーベルから作品を発表。2023年作『True Life』は “2020年代のNujabes” と称され、海外音楽メディア〈Small Albums〉の年間ベストアルバム企画にも選出された。 近年は、半世紀超の歴史を持つ日本のパイオニア的実験音楽集団〈タージ・マハル旅行団 (現・STONE MUSIC) 〉に参加し、インドツアーにも帯同。一方で、J-WAVEへのマンスリーDJミックス提供や小室哲哉・tofubeatsらとの対談、大阪・関西万博でのライブも行うなど、メジャー / アンダーグラウンドの垣根を超えた独自の活動が注目を集めている。 文筆家の一面もあり、近著に『J-POPの音楽的冒険:レアグルーヴ感覚で楽しむ日本のメジャーポップス』(DU BOOKS) など。