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1580年代に興った阿波踊りは人々を解放的なムードへ誘った祝賀行事で、なんの通信手段もない時代に全国で爆発的に広がった。成り立ちを知り、踊りがいかに根源的で、生活に必要とされたものなのか改めて感じさせられた。歌詞はまさに昔〜現在の人々の生活から成る踊りを表した。鉦の産み出すグルーヴに日本だけでなくアフリカ的なグルーヴも感じ、曲は和でありながら世界中で通じる普遍的なものとなった。
Text : YUIMA ENYA
Cover art : USUGROW
YUIMA ENYA は18歳でNYへ渡り、The New School for Jazz and Contemporary Music でジャズボーカルを専攻。学校外では舞踏のスタジオに通うなどし、様々な表現や音楽を吸収しつつ独自の感性と幅広い表現力で作曲活動を開始。ジャズやワールドミュージックを現代のビートへと昇華することを得意としている。 2022年にファーストソロアルバム「MALAKA」をストリーミングと共にレコードで発売。フィーチャリングボーカルとして TAMTAM と CAT BOYS に参加。2020年にリリースされた CAT BOYS の7-inch single「Feel Like Makin' Love (カバー)」は2000枚を売り上げている。 現在 YUIMA ENYA が参加しているバンド、SUPER CATS と Thiiird Place はそれぞれ4月と5月に 1stアルバムをリリースした。 5月23日には、DJ / トラックメーカーの重鎮 J.A.K.A.M. as JUZU a.k.a. MOOCHY との衝撃のコラボ作品「矮大 Waidai」をデジタルリリース、大きな話題を呼んでいる。
J.A.K.A.M. (JUZU a.k.a. MOOCHY / NXS / CROSSPOINT) 東京出身。15歳からバンドとDJの活動を並行して始め、スケートボードを通して知り合ったメンバーで結成されたバンド EvilPowersMe の音源は、結成後すぐにアメリカのイラストレーター Pushead のレーベル等からリリースされる。DJとしてもその革新的でオリジナルなスタイルが一世を風靡し、瞬く間に国内外の巨大なフェスからアンダーグラウンドなパーティーまで活動が展開された。 ソロの楽曲制作としても米国のレコードレーベル Grand Royal からの Buffalo Daughter のリミックスを皮切りに、BOREDOMS 等のリミックス楽曲がメジャー、インディーズ問わず様々なレーベルからリリースされる。2003年にキューバで現地のミュージシャンとレコーディングツアーを敢行したことを皮切りに、その後世界各地で録音を重ね、新たな World Music の指針として立ち上げたレーベル CROSSPOINT を始動。 音楽制作のみならず、映像作品、絵本や画集のプロデュース、2012年には野外フェス ONENESS CAMP “縄文と再生” を企画するなど活動は多岐に渡り、そのオリジナルなヴィジョンがあらゆるジャンルをまたぎ、世界に広がっている。
YUIMA ENYA / CROSSPOINT