Sekijitsu no Mei Front Cover

Lyric

kienai

etu

少し雨が降り続く夜だった

君の声だけがやけに響いた

何か吐き出しそうな感覚と

今までのことが胸を突き刺した

それから忘れることを望んでいた

視界の内側にまで焼き付いた

罪の意識と怒りの満ち引きが

いたずらに時間だけを攫っていく

目を閉じて 耳を塞ぎ

変わらない今を呪うように息を吐く

掛け違えたボタンさえ無視をした

ズレていたのは初めから知っていた

胸に空いた穴を 独りで塗りつぶす

何度も何度も 違う色で

汚れた手のひらに 思い出を掬って

それでも綺麗で 吐き気がした

全てが 確かに色付いて

消えない

一度染み着いた色は戻せない

この身に科された罪も拭えない

今更贖うための漂白と

意味のない言葉だけを探している

身を寄せて 分け合うように

1人分だけ空けたままの心の中

塗り潰して 忘れたつもりでいた

その形だけが あの時のまま

胸に空いたままの 静けさに沈めた

形も 温度も 忘れたかった

塗り重ねる度に

消えない染みのように

黒くて 濁って 汚れていった

胸に空いた穴を 1人で塗りつぶす

何度も何度も 違う色で

汚れた手のひらに 思い出を掬って

それでも綺麗で 笑っていた

全てが確かに色付いて

消えない

  • Lyricist

    SukegawaToru

  • Composer

    etu

Sekijitsu no Mei Front Cover

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オリジナル2nd EP

Artist Profile

  • etu

    ・水戸発3ピースバンド ・ロック、ジャズを基調に様々な曲調の楽曲を展開 ・前向きに世界を捉えつつも、敢えて答えは提示せず模索を続ける姿勢の歌詞であり、絶妙なバランスの内省的な世界観を構築している。

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