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◆ 本作の見どころとサウンドの旅路
Vol.3の幕開けは、最先端のクラブカルチャーと深い歴史が美しく交錯する「欧州エレクトロ&音響トリロジー」から始まります。世界的なEDM大国オランダ(31番)のエモーショナルなプログレッシブ・トランスと木靴のステップ、サックス生誕の地ベルギー(32番)の中毒的なニュー・ビート、そして神秘的な氷河の国アイスランド(33番)の静寂と轟音が同居するシネマティック・ポストロックへと流れるドラマチックな展開は、本作前半の大きなハイライトです。
旅路はさらに深まり、ポップスの帝王スウェーデン(34番)の洗練されたシンス・ポップ、哀愁漂うポルトガル(35番)のファド、90年代の熱気を纏ったイギリス(36番)のブリットポップ、革新的なドイツ(37番)のクラウトロックへと続き、音楽大国たちのルーツが次々と解き放たれます。オーストリア(38番)の荘厳なワルツ・フュージョン、スイス(39番)のアルプホルンが響くアンビエント、ハンガリー(40番)の激しいジプシー・バイオリンを経て、物語はさらに世界のダイナミックな大自然へと舵を切ります。
後半は、フィンランド(41番)の哀愁漂うシンフォニック・メタル、ノルウェー(42番)の爽快なトロピカル・ハウス、カナダ(43番)の雄大なポストロックが大地を揺らし、最後はオーストラリア(44番)の地中深く響くディジュリドゥのサイケデリック・グルーヴ、そしてニュージーランド(45番)のハカの魂が宿る爆速のウォー・ドラム(戦太鼓)で、野生味あふれる感動的なフィナーレを迎えます。
◆ 総評
デジタル・ミュージックの最先端と、何世代にもわたり受け継がれてきたオーガニックな民族音響が奇跡のバランスで交錯する本作。ステレオの前に座るだけで、あなたの部屋は世界中の巨大フェスの特等席、あるいは静寂に包まれた未知なる異国の地へと変貌するでしょう。NyariSoundsが自信を持って世界へ放つ、全く新しい地球の鼓動(アース・ビート)をぜひ体感してください。
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