地球のビート:世界の音の旅 061-075のジャケット写真

地球のビート:世界の音の旅 061-075

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◆本作の見どころとサウンドの旅路
Vol.5の幕開けは、ウルグアイ(61番)の伝統的なカンドンベの太鼓が打ち鳴らす、地響きのような熱狂的ポリリズムから始まります。そこから一転して、アジアの奥深い精神世界への旅へ。アンコールワットの夕日を背に60年代の熱気を蘇らせるカンボジア(62番)のサイケデリック・ファズギター、エベレストの静寂を宿したネパール(63番)の神秘的なヒマラヤン・アンビエント、スリランカ(64番)の陽気なバイラ・グルーヴ、そしてパキスタン(65番)のスーフィー(回教神秘主義)の聖廟から湧き上がるハルモニウムとタブラの圧倒的トランスへと流れるダイナミックな展開は、前半最大の聴きどころです。

中盤からは、ヨーロッパの哀愁と革新が交錯するディープな音響美学に浸ることができます。ウクライナ(66番)の伝統弦楽器バンドゥーラと深遠なディープハウスの融合、霧深きゴシックなプラハを描き出すチェコ(67番)のダーク・シネマティック、ポーランド(68番)の洗練された都会のジャズクラブを思わせる哀愁のトランペット。さらに、デンマーク(69番)の凍てつく森とヴァイキングの魂を宿した古楽器タゲルハルパの重低音、クロアチア(70番)のアドリア海の真珠を思わせるきらめくマンドリン、ブルガリア(71番)の神秘的なバグパイプ「ガイダ」が紡ぐ変拍子、そしてセルビア(72番)の爆発するバルカン・ブラスの狂騒へとノンストップで駆け抜けます。

そしてアルバムは、地球の鼓動の源流であるアフリカ大陸へと再び帰還します。ギニア(73番)の息を呑む超高速ジェンベ・アンサンブル、カメルーン(74番)の都会的でグルーヴィーなマコッサ・ベース、最後はジンバブエ(75番)の魔法の親指ピアノ「ムビラ」が織りなす、宇宙的でどこか懐かしいスピリチュアルな伝統グルーヴで、感動のフィナーレを迎えます。

◆総評
古の伝統楽器が放つオーガニックな響きと、最先端のデジタル・プロダクションが完璧な調和を見せる本作。スピーカーの前に座るだけで、南米の裏路地からヒマラヤの山嶺、ヨーロッパの古城、そしてアフリカの赤土の大地へと、一瞬にして意識をトリップさせる圧倒的な音楽体験をお届けします。NyariSoundsが自信を持って世界へドロップする、地球の深淵なるビートを体感してください。