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◆本作の見どころとサウンドの旅路
Vol.6の幕開けは、アフリカ大陸の東海岸から北へと向かうエキゾチックなラインから始まります。タンザニア(76番)の流麗なカヌーンの旋律とスワヒリの海風を感じるエレガントなタアラブ・フュージョンから、アンゴラ(77番)のルアンダのクラブ直系のハードで強烈な電子ビート「クドゥロ」へと急展開。さらに、チュニジア(78番)の狂おしいバッグパイプが吠えるメズウェド・ビート、アルジェリア(79番)の哀愁を帯びたアコーディオンとシンセベースが地を這う反骨のライ・フュージョンへと続き、アフリカの多様な熱量が次々と解き放たれます。
中盤からは、地中海東部からペルシャ湾に至る中東の濃密な音楽世界へと突入。レバノン(80番)の祝祭を彩る爆速4/4拍子の伝統ダンス「ダブケ」、イスラエル(81番)のクラリネットが狂喜乱舞するアップテンポなクレズマー・ハウス、ヨルダン(82番)のベドウィンの歴史を宿したウードが砂漠の星空に響くアンビエント、イラク(83番)の伝統の弓奏弦楽器ジョザが深い哀愁を紡ぐ古代メソポタミアのマカーム、そしてアラブ首長国連邦(84番)の洗練されたハイエンドな未来派ハリージ・ポップへと、万華鏡のように景色が移り変わります。
旅の後半は、シルクロードの大草原から東洋へと一気に駆け抜けます。カザフスタン(85番)の2弦の冬不拉(ドンブラ)が激しいロックドラムと交錯する豪快なノマディック・ロック、キルギス(86番)の3弦琴コムズと口琴が馬の足音のように疾走するグルーヴ、ミャンマー(87番)の宮廷打楽器アンサンブル「サインワイン」の圧倒的でスリリングな乱打、ラオス(88番)の竹製和声口琴ケーンがメコン川の夕日を描き出す穏やかなラーム・ルアン、バングラデシュ(89番)の1弦琴エクターラが精神世界へと誘うバウル・フォーク・フュージョン。そして旅の終着点である台湾(90番)では、伝統的な南管琵琶の優美な旋律と高音の嗩吶(スオナ)が、近未来的なシンースポップのネオンビートと奇跡的な融合を果たし、極彩色のフィナーレを迎えます。
◆総評
何世代にもわたり受け継がれてきた伝統楽器の神秘的な響きと、最先端のデジタル・プロダクションが完璧な調和を見せる本作。リスニング・ルームにいながらにして、キャラバンに乗り、中東の祝祭に飛び込み、アジアの霧深き夜の街へとトリップするような、圧倒的なスケールの音楽体験をお届けします。NyariSoundsが自信を持って世界へドロップする、地球の野生と洗練が交錯する新たな鼓動を体感してください。
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