pure Front Cover

Lyric

hika

Sakuya Saori

地面に落ちた桜の行方に

痛む胸を抱きしめた

巡る季節の中 しがみついた憧れには今もまだ

さっきまであんなに綺麗だった

茶色く濁った花弁

踏まれて萎れて 小さく消えていく

言葉も残さずに

誰かの夢が叶う瞬間を

横目で見ながら また春が散る

嘲笑うかのように吹く風に

揺れる花弁たちと私は

どこか似ている気がした

去年と同じコートを着たまま

同じ私を過ごした

気づかない間に また夜が短くなっていた

霞んだ景色に確かな色

少し寂しげな花弁

並べて比べて 惜しくも消えていく

跡形も残さずに

誰かの夢が叶う瞬間に

選ばれないまま また春が散る

零れ落ちていく一片を

せめて朧げな月明かりが

そっと照らしてますように

誰かの夢が叶う瞬間を

横目で見ながら また春が散る

背中を押すように吹く風に

揺れる花びらたちと私は

きっと似ているから

巡り芽吹く頃

どんな色で会えるだろう

  • Lyricist

    Sakuya Saori

  • Composer

    Sakuya Saori

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