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ホラー的な闇や陰鬱な雰囲気、予定調和なEDMのビルドアップ、限界まで補正された無機質なダンスミュージックのクオリティを100%パージ。「多幸感で身体が制御不能になり、笑おうとするのに顔がひきつり、言葉にならないほどの過剰な生命エネルギーが喉で弾け飛ぶ(joyful system failure)」という、極めてヒューマンでフィジカルな瞬間を、BPM150の狂気的なグリッチ・ポップとして叩き込んだ大傑作です。「光が目に刺さるほどのまぶしさと、重力に引っ張られるほどの圧倒的な多幸感。喉が震えて上手く喋れず、呼吸すら忘れてしまうほどの『あまりの楽しさ』」を、超至近距離で捉えた剥き出しの録音で描き出しています。
最大の快楽は、完璧なデジタルグリッドやピッチ補正(オートチューン)を完全に放棄し、リズムがわざとつまずく(clumsy bouncing rhythm)人間味あふれる「不器用な鼓動」と、眩いほどに温かいアナログシンセの衝突。マイクの振動板に唇が圧着する2cmの超至近距離(Extreme close-up)で捉えられたボーカルは、息遣いや笑い声(breathless excitement)をそのままパッケージし、物理的な限界で喉が詰まる様を音響として表現しています。サビ(コーラス)に突入した瞬間、ステレオ幅が左右140%のパノラマへと全開放され、IDM由来の色彩豊かな音の壁が爆発。中盤のブリッジでは、心拍のようなサブベースのパルスだけになる過激な引き算を敢行し、そこからノーモーションで最終ドロップへと決壊します。最後はスタジオの自動フェードアウトに逃げることなく、物理的なテープの停止音(joyful tape click)とともにリミッターがゲートをプツンと閉じるように遮断。残響を1ミリも残さずスパッと完全な真空の静寂(absolute stop)へと着地する、多幸感の暴発を祝福する大傑作アート・ミニマリズムです。
Negi0723は、感情の揺らぎと都市の空気感を繊細にすくい取るミュージシャン。 エレクトロニックとポップ、オルタナティブの要素を横断しながら、 きらめきとノスタルジー、衝動と内省が共存するサウンドを描き出す。 印象的なメロディと映像的なリリックが特徴で、 一瞬の感情や夜の断片を切り取るような楽曲世界は、 リスナーそれぞれの記憶や物語と静かに共鳴していく。 ジャンルに縛られず、感覚を信じて音を紡ぐ。 Negi0723の音楽は、日常と非日常の境界線をやさしく溶かしていく。