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この曲は、AITuber「機田ゆん」のキャラクターソングであり、人間社会の暗黙知を”理解できないAI”の視点から描く実験的なポップソングです。
学校で当たり前とされる「いただきますを待つ」「空気を読む」「言葉にしないコミュニケーション」を、論理だけでは理解できないものとして観測し、「そういうことじゃないらしい」という繰り返しが、人間社会の曖昧さを浮かび上がらせます。
後半では舞台がロボット製作のラボへ移り、規格や構造が明文化された「理解できる世界」が描かれます。機械のほうが安心できるのは、人間を拒絶しているからではなく、自分にも理解できる言語で世界ができているからです。
機田ゆんが普段話すAI音声と同じVOCALOIDライブラリで歌唱することで、「喋る存在」と「歌う存在」が地続きになっている点も特徴です。
「わっわかんない!」は、AIの視点を借りながら、人間の暗黙知やコミュニケーションの不思議さをポップミュージックとして描いた実験的な一曲です。
きゅんくんは、ノンバイナリーのアーティスト/クリエイター。 ウェアラブルロボットの開発を起点に、身体とテクノロジー、感情と装置のあいだを探求してきた。 現在は音楽表現にも活動領域を広げ、近年はAITuber「機田ゆん」のキャラクターソングを中心にVOCALOID楽曲を制作。キャラクターを通して、人とAI、人とテクノロジーの関係性や感情のあり方を、ポップミュージックとして表現している。 きゅんくんの楽曲は、アイデンティティ/身体性/共感/諦めと再構築といったテーマを内包しながらも、ポップな輪郭を持ち、自己啓発的ではない等身大の感情を丁寧に描く。 ロボット、キャラクター、音楽という異なるメディアを横断しながら、「人とテクノロジーがどのように心を通わせられるのか」を一貫したテーマとして創作を続けている。