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宮沢賢治「銀河鉄道の夜」をもとに、 ずいぶん前に計画した未完成のオペラの間奏曲です。 既に第3幕の前奏曲は発表済ですが、全3幕の前奏曲のうち第2幕のものです。途中で現れるクラリネットの掛け合いが示すようにこれは物語自体よりもジョバンニとカムパネルラの二人の心情をイメージしています。中間部は讃美歌のような旋律ですが、明るくは響きません。コーダでは全ての要素が結び合わされますが、断ち切るような結びが物語の帰結を予示します。
クラシカル系の作曲をしています。主にオーケストラ曲、室内楽曲の多楽章で構成する伝統的なものをメインとしていますが、メロディ偏重を特徴とします。今回の曲も八つの楽章からなる「Divertimento」の中の一曲です。