Lyric

桜はまた新たに舞う季節を

待ち侘びている

曖昧な天候に

行く先ぼやかされ

どっちつかずの及び腰

春一番吹いて

いよいよという季節に

またどうせ春を無視して

寒さ冴え返るでしょ

もうとっくに

わかっているよ

あなたの不機嫌の

その周期

知らぬ間にいつか

いなくなりそうでさ

好きな以上

耐えられちゃう

どうしたら良さそう？

あなたさえ霞んで見えない

遠くにいるようで探せない

もう二度と

会えないことはない

辺りはまだ明るい昼間

散った花びらが切なくても

また開くこと誓って

春を後にするんだ

その日を想っていれば ほら

枯れることのない永遠を

手に入れる二人 歩き出せる

一面に染まる淡い紅色眺め

浮かぶいつの日かの横顔

陽気な気候に

期待が膨らんで

今となって後悔した

染み付いた想い

拭い切れない思い出

心にこびりつく叫びを

振り払おうとしてる

思い出だけはせめて

抱きしめていてほしい

あの刹那は

いま他で補っても

代われない青色の

恋だった

鮮やかな赤に染まる

夜を塗り替えられない

いつもより

明るいはずの晩も

あなたのせいで

いっそ出会わなければなんて

思いたくもなかったね

花曇りの空に願う

また新たに舞うと

決めていてもきっと

これからの

「好き」に慣れない

あなた以上を探せない

もう二度と出会えない存在

思い出だけにしたくはない

散った花びらが切なくても

また咲く強かさを

持ち合わせてる

春の再会を待つその日を

想っていればほら

枯れることのない永遠を

手に入れる二人

歩き出せる