

片側 に傾いた揺らめき
君のふとした仕草
引き寄せられてく
一緒に街へと連れ出して
目覚ましよりも先に起きた
心地のいい平日
鏡の前の時間が増えた
流したラブソング
「君」という歌詞が
君の名前に変換される
違ってるところは
不安になるけど
君に会えたことを
自信にするよ
片側に傾いたカレンダー
並んでる数字に君と過ごせる日を
夢中で数え続けてる
まとわりつく季節の
流れさえも着飾る
君も似合うのだろう
一緒に街へと連れ出して
何を選んで 何を捨てて
何を思いやれるだろう
誰かが決めてる「普通」が眩しい
君は大事でも
心配してくれる人の声たちも
大事にしたい
浮かんでる 質問
聞いてもいいかな?
気を遣いすぎて
また明日
片側に空いたテーブル席に
君が座ってくれたことが嬉し過ぎて
やたらと水へと手が伸びる
「まだ少し一緒にいたい」と
言えないくせに
乾く喉を濡らして
そっと閉じた口
君に相応しい相手を
考えてしまう
そんな人を前に
僕は どう見えるの?
片側のさらに向こう側で
その笑顔が映し出した君の影も
教えてはくれないだろうか
君にとってなんでもなくても
少しだけ強くなれたことは確かだ
本当にどうもありがとう
同じ気持ちになれたら
世界一幸せだ
新しく色づく 街へ飛び出して
君の片側の手をとり 街へ
- 作詞者
日登里 林
- 作曲者
ぽちゃいち
- ミキシングエンジニア
相田ピンク
- マスタリングエンジニア
相田ピンク
- ボーカル
日登里 林
- アダプター
ぽちゃいち

日登里 林 の“片側”を
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日登里 林
否定されるわけでも、冷遇されるわけでもない。ただ、優先順位が低い。このアルバムは、大切な人の「1番」でありたいと願うすべての人々に寄り添うための作品です。
過去のプロジェクトから、現在の「日登里 林」にいたるまでの楽曲を収録しました。しかし、これは単なる過去作の寄せ集めではありません。当時には実現できなかった細部へのこだわり、アレンジ、そして歌詞を補完した今の私だからこそ届けられるアルバムです。
収録曲を決めた際、そのラインナップから「ベストアルバム」と呼ばれてもおかしくないほどのボリュームになりました。しかし、それだけではリスナーの皆さんを本当の意味で楽しませることはできないと考え、リテイクやリアレンジ、さらに歌詞の追加・変更を施した「リビルド(再構築)」を全編にわたって試みています。
サウンド全体としては、ギターサウンドからピアノやストリングスが強調された楽曲へと幅が広がり、私自身の音楽的な進化や変化を感じていただける仕上がりになりました。
また、自分の持つ知識やインスピレーションを惜しみなく注ぎ込むというアプローチから、「開封」「インレタ」「オーバースケール」といった、私の愛する鉄道模型の世界から連想された楽曲も書き下ろしました。それでいて、独りよがりな主張になりすぎないよう、「誰しもが共感できる歌詞とは何か」を一貫して意識しています。
このアルバムが、日常のなかで静かな痛みを抱える人々の心に、そっと寄り添える一枚になることを祈っています。
アーティスト情報
日登里 林
日登里 林 (ひのぼり はやし) 誰もが生きていく中で抱える「痛み」。それを和らげるでも、背けるでもなく、ただ直視して向き合う。彼の音楽の根底には、常にその生々しい感情が流れている。 学生時代のイジメや失恋、ビターな現代社会に対するアンチテーゼ、そして大人になることへの抵抗。彼自身が深く傷つき、「他者からの共感」に飢えていたからこそ、「この気持ちは自分だけではないはずだ。同じ痛みを抱える誰かを救いたい」という切実な願いが、作詞の原動力となっている。 複雑で繊細な言葉の数々とは裏腹に、紡がれるメロディーはどこまでもシンプルでストレート。耳に残るポップネスを追求した楽曲アレンジは、独学ゆえの衒(てら)いのなさが生んだ彼だけの武器だ。 歌、演奏力、知識――すべてにおいて「突出したものがない」と自省しながらも、「ひとりでできることを増やそう」と日々、愚直に鍛錬を重ねる姿。その不器用なまでの実直さが、今、同じ迷いの中にいる人々の心を強く揺さぶっている。
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