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歌詞

小倉悠吾

足取り重いまま駅へと向かう

夏が来て冬が来るように

ホームには電車が来る

薔薇を渡したのは僕の方なのに

返して貰う間なく 一人乗り込んだ

一目見たその時から君以外どうでもよくて

終わりを決めた時から

恋を諦めて夢を掴んだ

どちらも夢だというのに

車窓からみえる空は美しい青

見慣れた景色が過ぎるように

耐える夜は過ぎてゆかない

一目見たその時から君以外どうにでもなれって

思える女(ひと)に溺れて

恋を選んで 夢が遠のいた

一目見たその時から君以外どうでもよくて

終わりを決めた時から

恋を諦めて夢を掴んだ

どちらも夢だというのに

扉が開いてもただ眺めてる

  • 作詞

    小倉悠吾

  • 作曲

    小倉悠吾

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小倉悠吾 の“駅”を

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日本のシンガーソングライター”小倉悠吾” 1 st フルアルバム「トップ画面」は、2021年、毎月のようにデジタル配信シングルとしてリリースしてきた9曲、そして未発表曲3曲を含む全12曲で構成された至極のポップス名盤である。
 毎週カバー曲をYou Tubeにアップし続けていた2020年コロナ渦で、2021年は自分に与えられた全ての時間を楽曲制作に費やそうと決意する。小倉悠吾は新型コロナの影響でカバーを量産した訳ではない。2019年、年間150本を越えるライブ活動をこなしながら、2020年をカバーの年にするべく、アレンジやレコーディング、そしてライブ活動を極端に減らす覚悟を自分の中で作り上げていた。いよいよカバー量産を始めた矢先にコロナ渦となる。何があっても、カバーを量産するペースとクオリティーだけは落とさなかった。その結果、2021年デジタル配信シングルほぼ毎月リリースという活動に繋がる。配信シングルとしてリリースした楽曲は9曲、全てのソングライティング、ボーカル、コーラスに加え、ギター、ミックス、マスタリングを自身で行っている。完成までの追い込みは尋常ではない。
 さらに、作品を一緒に作り上げたミュージシャン達の技術とセンスが光る作品群も興味深い。例えばドラマー長尾琢登、ベースはベテラン渡辺健二という地元京都の凄腕ミュージシャンらとスタジオリハを繰り返しながら、スタジオで固めてはレコーディングというサイクルを止めなかった。また、プログラミング担当のDaitchiは、完成された生のバンドサウンドを、小倉悠吾独自のポップスに仕上げる功労者とも言える。ファーストセッションとなった「桜舞うインクライン」で見事な化学反応を起こした。円広志、山根康広らベテランシンガーソングライターのバンマスとしても確かな技術を認められる島田篤氏のピアノも忘れてはならない。前作「全てが崩れ去った後に」で魅せた島田篤氏のエレクトリックピアノが光る「駅」は大人の失恋ソングを聞かせてくれる。重厚なストリングスが響く「米の生る大地」は、アフガニスタン医療支援で知られる中村哲医師が銃撃され、亡くなられた事件がきっかけで出来た作品。”米”という日本人にとって最も身近な日常から、時代に刺さるテーマを感じ取れる壮大な作品に仕上がった。
 『一本歯下駄ベーシックセブン体操』は一本歯下駄を使った体幹トレーニングの第一人者、宮崎要輔氏が監修となり、一本歯下駄を使った7つの基本トレーニングを見事にダンスナンバーに仕上げた体操ソング。『ビジョントレーニングベーシックファイブ体操』はその続編とも言える、目の体操ソングだ。ビジョントレーニングの第一人者、北出勝也氏監修で目のトレーニング体操ソングをボーナストラックとして収録。スマホ、タブレットの普及により、教育現場において今後必要不可欠となるビジョントレーニングの基本形が完成。体操ソングは「教育×音楽」をテーマに、次世代の子供達に繋ぐ強いメッセージとも受け止められる。
 曲や時代背景に意識がいきがちだが、全曲ミックス、マスタリングを担当した坂本大雅 とのタッグは、小倉悠吾作品を語る上で欠かす事は出来ない。より細かなエディットやよりシャープなサウンドメイキングは、リスナーを魅了する大きな入り口となる事を小倉自身よく分かっている。エンジニア坂本の仕上げるサウンドは、現代のポップス、ロックを作る上で卓越した多くの技術を感じる事が出来る。デジタルシングルのミックスで小倉自身が完成形まで追い込んだミックスに、更にプロのエンジニアが追い込みをかける、この二重構造が鍵なのだ。そういう意味でもデジタル配信シングルとは別物で、アルバムとしてのサウンドにブランドが存在している。
 曲はソングライティングだけではない、サウンド、アレンジで大きく印象付けられる、その根本にメロディーと声、メッセージが存在するから、小倉悠吾の音楽はより芸術性を高めていく。唯一無二の音楽家であり、芸術家、小倉悠吾のアルバムを是非聞いて欲しい。

アーティスト情報

  • 小倉悠吾

    小倉悠吾は日本のシンガーソングライター。 レコーディングのほとんどを自身で行い、ライブスタイルはバンドと弾き語り、PCを使ったライブも展開。 2021年は毎月配信限定シングル、MVをリリースしており、リリースしたMVのほとんどがiTunes TOP10入り、TOP3にランクインしている。 2018年5月20日ロームシアター京都にてアルバム「ハイウェイ」レコ発ワンマンライブを開催。 2019年6月30日同日ロームシアター京都 野外広場にてアルバム「全てが崩れ去った後に」レコ発野外無料ワンマンライブを開催。 2020年1月京都Ragにて"令和に奏でるクリスマスアンプラグドライブ"豪華管弦楽とのワンマン公演を開催。 2022年2月5日京都府立文化芸術会館、ホールでのフルアルバムレコ発ライブを成功させた。 京都周遊フェス実行委員会メンバーとして、京都の音楽フェスにも携わる。

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MUSIC OFFICE CLOUD RECORDS

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