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僕はここにいる、ただここにいる

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検索の外側で、その「答え」は野垂れ死んでいる。
「僕はここにいる、ただここにいる」は、デジタル時代を生きる若者の実存的な苦悩と、そこから見出された静かな確信を歌った楽曲である。

■歌詞の世界観:虚無と存在
Verse(現代の息苦しさ):
検索の外側で野垂れ死んでいる正解。ゴミ箱に捨てる本音。誰かの人生をサブスクする既視感。SNSで繋がっているのに感じる酸素不足。Z世代が抱える実存的な息苦しさを、過激なまでにシニカルな言葉で描く。
「わかってるフリだけが無駄に上手くなった」「ただ今日をやり過ごしたいだけ」—意味を探すことにも疲れ、報われることも期待せず、ただ日々を消化していく。そんなリアルな無力感が、容赦なく綴られる。
Chorus(揺るがない自己):
「揺れても ブレても 僕はここにいる」—外からの圧力にも、内なる迷いにも影響されない不動の自己。
「止まらない 止まれない」—結果がどうあれ、行為し続けることへの献身。
「投げたサイコロに興味はない」—結果への執着を手放す瞬間。ギャンブルのメタファーを通じて、行為と結果の分離を表現している。
Bridge(繋がりの発見):
「切れないものを 切られた気でいた」「なくならないものを なくしたと思ってた」—失ったと思っていたものは、実は最初から繋がったまま、熱を帯びたまま、そこにあった。孤立ではなく、壮大な繋がりの中にある自己の発見。
Outro(能動的受容):
「波に合わせて 吐き出すだけ / ただ それだけで いいだろう」—諦めではなく、流れに従う能動的な選択。「波に乗る」とは、流されることではなく、呼吸を合わせること。

■コンセプト:投げやりと確信の二重構造
この楽曲の最大の特徴は、その二重構造にある。
表層は徹底的にシニカル。「野垂れ死んでる」「ゴミ箱に捨てる」「サイコロに興味はない」—投げやりで虚無的な言葉が並ぶ。
しかしその奥には、揺るがない確信が流れている。「僕はここにいる」という存在の肯定。「止まらない 止まれない」という行為への献身。
この相反する二つの要素が共存することで、楽曲は単なるネガティブソングでも、安易なポジティブソングでもない、複雑な深みを獲得している。

■サウンド:都会的洗練と生々しさの共存
ジャズとR&Bの要素を取り入れたシネマティック・バラードロック。Lo-fiの温かみと洗練されたプロダクションが共存し、Rhodes pianoとクランチーなギターが織りなす都会的なサウンドスケープ。
シニカルな語り口と都会的センス、哲学的深みと音楽的野心、詩的ニヒリズムを融合させた、新世代のオルタナティブ・ポップ。
ボーカルは会話的で親密。
叫ばず、説教せず、静かに語りかける。
その抑制された表現が、逆に強い説得力を持つ。

■楽曲構造:繰り返しとサプライズ
4行のシンプルなコーラスを2回繰り返し、リスナーの脳に完璧に刷り込む。そしてFinal Chorusで初めて登場する「結果は 誰かが 決めればいい」というサプライズライン。
この構造的な緊張と解放が、楽曲に深い感動をもたらす。聴き手は「知っている」コーラスの安心感と、「初めて聴く」ラインの驚きを同時に体験する。
そして最後の「僕はここにいる / ただ ここにいる」という反復。「ただ」という一語が、すべての意味を剥ぎ取り、純粋な存在だけを残す。

■メッセージ:答えを探すのをやめていい
この曲が提示するのは、明確な答えではない。
むしろ、「答えを探すのをやめていい」という許可証だ。
結果に執着しなくていい。意味を見つけなくていい。
ただ、今日をやり過ごすだけでいい。
それでも、止まらなければ、それでいい。
揺れても、ブレても、僕はここにいる。
その事実だけで、十分だろう。

シニカルに響くかもしれない。
でも、これは深い優しさでもある。頑張れ、と言わない優しさ。
ただ「ここにいていい」と言ってくれる優しさ。
デジタル時代の孤独に苦しむすべての人へ。
この曲は、新しい時代の応援歌である。

アーティスト情報

  • AQUA BLUE

    音楽プロデューサー。 作詞、作曲、あとボーカル、グラフィックデザイン、MV制作、経理、人事、マーケティングとかも、全部ワンオペで完結させる。 現在、東京の喧騒の片隅にひっそりと潜み、誰も予想できない謎の音楽を誰にも頼まれていないのに密かに生み出す。 2025年夏、ごく普通の日常を送っていたある日、長年眠っていた音楽的才能が突如として爆発。 前兆はなかった。予告もなかった。その原因は不明で本人が一番困惑している。 生み出される楽曲は、ポップでありながらもどこか哲学的で神秘的。インスピレーションから紡がれるその楽曲は、聴く人の心をやさしく包み込み、静かに未来のビジョンへと導く。 まるで宇宙と地球が共鳴するように、清らかで透明感あふれる「アクアブルーの波動」を放射。聴く者は青い深海から宇宙の果てまでの旅を一瞬で体験してしまう。 しかしその一方で、厄介な別の側面がある。 突如として、世間の常識を粉砕する「ぶっ飛んだ、ふざけた歌」を真顔で創り出すのだ。 その曲を聴いた人々は最初「何を聴かされてるんだ…?」と困惑し、次に「なぜ誰も止めなかったの…?」と心配し、最終的には「なぜか涙腺が緩んだ…」と奇妙な感動に包まれてしまう。 この摩訶不思議な能力はまだ解明できていない。 驚くべきことに、そのサウンドは「理論や知識」から生まれているわけではない。 もっぱら「無限のインスピレーション(という名の現実逃避)」と「魂の直感」だけを頼りに、独自のワールドを構築している。つまり、再現性はなく、次に何が生まれるのか本人にもわからない。 そしてもうひとつ、説明のつかない特異体質がある。 インスピレーションが降りてきた瞬間、恐るべきスピードで楽曲が完成する。 カップラーメンができあがる頃には、イントロからアウトロまでが脳内で鳴り響いている。 コーヒーが冷める頃には、DAWに打ち込みが終わっている。 上司が会議で話し終わる頃には…いや、会議中は絶対にやっていない。絶対に…。 この異常な制作速度の秘密は本人にもわからない。 というか、気づいたら作業が終わっている。 本業は普通の会社員(という名の社畜?)らしい。 昼間はエクセルの海原を泳ぎ、クレーム対応という名の荒波に揉まれ、会議という名の時空の歪みに吸い込まれている。しかし夜の帳が降りると同時にヘッドホンを装着すると無限の宇宙と直結したかのような音楽が溢れ出す。この劇的すぎるコントラストこそが【AQUABLUE】最大の特長であり、その音楽を唯一無二のものとして、聴く者を魅了してやまない最もふざけた秘密なのである。 さあ、エクセルファイルを閉じて(※ちゃんと保存してから)・・・今宵も宇宙の彼方へとダイブしよう…

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