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HIGH SCOREの向こうで、誰かの命が消えていく。
それはより速く、もっと効率的に。
懐かしい8bitの電子音と、重く不穏な現代のビートを交差させたYAMAANのトラック。
その上を、なのるなもないのリリシズム、緩急を行き来するフロウ、多彩な声色が駆け抜ける。
「WAR GAME」が描くのは、戦争が遠隔操作され、ゲームのように処理されていく時代の歪み。
コントローラーのボタンひとつで、世界のどこかに火が放たれる。
画面の向こうには、標的ではなく兵士がいて、家族がいて、明日を生きるはずだった命がある。
曲の随所に入り込むDJ SHUNのスクラッチは、言葉とビートの間をリズミカルに切り裂き、壊れた通信音声のように響く。
終盤では、その断片がゲーム画面から現実へ漏れ出すノイズのように、曲の景色を侵食していく。
ジャケットを手がけたのは、チリのアーティストmariapepinos。
兵士の姿を光の粒子のように描き出し、人間の命がゲーム上のキャラクターや標的データへ置き換えられていくような感覚を視覚化している。
現実か、ゲームか。
操作しているのは誰で、狙われているのは誰なのか。
最後に照準が向くのは、
きっと画面を眺めている側だ。
ラッパー,スポークンワーズアーティスト. その声は深く,いくつもの色を持つ. 時に耳元で語りかけるように近く,どこかへ行ってしまいそうな程に遠い. 誰もが感じていながらも言葉にできない....そんな思いを言語化した詩が,リズミカルにメロディアスに流れていく. それは意味となり,イメージとなり,音楽となり,垣根を超えてどこまでも飛んでいく. 2003年,志人とのユニット降神で同名のアルバム[降神]を発表,独自のリリック世界とフロウで唯一無二のスタイルを築きあげ, ヒップホップには収まらない幅広いファン層の支持を得る. セカンドアルバム[望~月を亡くした王様~]を経て,2005年にソロ.アルバム [melhentrips]を発表, 音楽雑誌REMIXの HIPHOPディスク賞受賞などの評価を得た. 日常の中のやさしさや,若者の抱く閉塞感を叙情的な詩に描き, 時に歌い上げ,時にポエトリー.リーディングにも聴こえる独特のフロウで紡ぐ. フリースタイルや,ポエトリー.リーディングイベントにも積極的に参加, ジャンルをクロスオーバーしたライブ活動をし, 山水人,otonotani,フジロックフェスティバル2008などの野外フェスにも精力的に参加しながら, 他アーティストへの客演を多数発表している. 2013年 12月 2nd solo album "アカシャの唇" 発表 2023年 9月 なのるなもない × YAMAAN名義によるアルバム"水月"発表
YAMAAN 降神や多彩なアーティストが在籍するクルーTemple ATSのメンバーとして活動を開始。アンビエント的な感覚を機軸にハウスやヒップホップなどを行き来しながら音楽や映像作品を制作してきた。 近年は’20年に道程RECORDSから『幻想区域EP』を発表。’21年にはアンビエントとメンフィスラップにインスパイアされたCHIYORIとの共作「Mystic High」、’23年にはなのるなもないとの共作「水月」をリリース。
studio melhentrips