Lyric

今、頬を伝う 春に風

吹き荒ぶ中、僕がずっと探していた

シナリオはどこにある

忘れたくないのにな

あの日描いた未来も

いつの間にか通り過ぎていた

もしもあの時の君に

声をかけていなかったのなら

顔を上げれば物語は

不意に進んで色を変える

遠いような近いような

君となら見つけ出せる

今、夏を想う 花に風

吹き荒ぶの中、君がずっと

探していた想いならここにある

大切にできるかな？

長居し過ぎたこの場所

夢に縋りついてばかりいた

優しさに甘え過ぎて

秋の木枯らしが僕をつつく

語り継がれた物語は

どこか美しく思えるね

やがて変わりゆくあの景色に

新しい種を蒔いて

ただ雪の下で咲く時を

待ち侘びていた芽吹きそうな花達が

強く咲き誇るよう

願ったはずなのにな

涙、頬伝う 花芽吹き

舞い遊ぶ中、君の心臓に問いかける

この先を語るのは

君にしかできないと

今、頬を伝ってく春の風

吹き荒ぶ中、僕がずっと描いてゆく

シナリオはここにある

大切にできるから

忘れるはずないから