Lyric

フラップは形を変え

加速を始めると

無機質な景色が

宙に浮かんでいく

情け無い感情が

湧き出る雲のように

地に足つかぬ決意を

覆い隠したんだ

何かに当てられた

感覚もないのに

気まぐれな衝動が

いつかみたく蘇って

感傷的で且つ敏感な所が

また余計虫唾が走って

どんな素敵な未来が訪れても

腑に落ちないらしい

なら抱えた物の重さごと

どこか境目のない所まで飛ぼう

涼しい表情が

心まで冷まして

色のない煙纏って

安心していた

誰かに託された

そんなモノもないのに

未成熟な塊が今も背にのしかかって

当事者意識のないまま

進むゲームに勝てなくたって

正真正銘誰がどっからどう見ても

止まる事はないだろ

無数に点滅する街の灯りの

合間を縫って

何処まで行けるだろう

何かに当てられた

感覚もないのに

気まぐれな衝動が

いつかみたく蘇って

感傷的で且つ敏感な所が

また余計に虫唾が走って

鈍感な心は本人でさえも

ピンと来てないから

畳まれたフラップは広げ直して

風を掴んで辿っていく

敢えて腑に落とさず大空舞って

途切れることのない軌跡を