Lyric

花の香りに誘われてきた

蝶々がひらりと舞い降りる

夏を知らせる花の香りが

記憶を呼び戻す

入道雲が浮かぶ空は

青く澄んだ水面のようで

吸い込まれるような空の中に

君の笑顔が浮かぶよ

風鈴の音が切なく

聞こえるのは僕だけかな

君がいたあの夏は

もう二度と戻らないなんて

わかりきってるのに

また再びあの夏の日に戻るなら

また再び君の横で居れるなら

この花の香りはまた僕に

また違う記憶を見せるのかな

夏の日差しが僕を照らして

まるで心を見透かしてるみたいに

君を忘れようとする僕に向けて

花の香りを漂わせて

忘れられるものであれば

どんなに楽なのだろうか

思う度忘れたいと

何度も何度も願うのに

君の笑顔が浮かぶ

もうあの夏君なんかに

出会わなければ

もうこんなに苦しい時を

過ごさなくて良いのに

もう涙が止まらない

君のことを忘れられる訳無いんだ

花が香るこの季節に

呼び起こされた思い出

切ないけれど懐かしい記憶を

心にしまう

また再びあの夏の日に戻るなら

また再び君の横に居れるなら

僕はもう花の香りになんて

愛しさを感じることは無い

僕の中で生き続けてる

君がそこに居たあの夏

思い出す君が好きだったあの花を

忘れないよ　君と花の記憶