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「残光のリール」は、上映が終わった名画座の座席で、巻き戻されていくフィルムの音を聴きながら、「覚えている」と「もう一度生きられる」のあいだの越えられない距離を体で知る土曜の午後を描いたミディアムテンポのシティポップ。
飯田橋の名画座、白く飛んだスクリーン、右側の空席の肘掛けに触れる指、映写室から響くフィルムの巻き戻し音、そして場内灯が点いた瞬間に跳ね上がる座面の乾いた音――上映後の場内に残された不在の形が、終わる時間を自分で選ぶ意志へとゆっくり姿を変えていく。
架空のAIシンガー Akemi が歌うのは、フィルムは最初に戻せても映写機がなければ映像にならないと知りながら、それでも瞼の裏で記憶のコマ送りを受けとめ、自分の足で出口の光に向かう大人の感情。
70年代後半から80年代初頭のニューミュージックやシティポップが持っていた、都会の午後、機械の走行音、終わった時間との別れ方を描く叙情性を下敷きに、現代的な感性で再構築した一曲となっている。
立ち上がった瞬間、跳ね上がる座席の乾いた音が館内に響き、隣の空席はただの空席に戻る。
「もう一回」と言えなかった一行を缶の中の帯に置いて、振り返らずに通りの光の中へ歩き出す――そんな自分の意志で記憶を畳む余韻を描いた楽曲。
Produced by nanayon music.
1970年代後半〜80年代前半の「シティポップ/ニューミュージック」が持つ哀愁と夜の空気感を、生成AIと編集で“作品として”再構築する音楽プロジェクト。 Akemi(アケミ)は、神奈川県大和市出身という設定で生まれた架空のAIシンガー。都会の孤独、大人の恋、夜の感情を、ノワール調のシティポップとして歌う。 作詞・作曲・歌唱・ビジュアルは生成AIを制作ツールとして用いながら制作し、「AIの中にある人間味と懐かしさ」をテーマに探求している。
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