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「穿孔のテレグラム」は、金曜夜の貿易事務所でテレックスのキーに指を置き、声に出せない一語を「穴」として物質化するかどうかを自分で決めていく、告白と踏み止まりのあいだを描いたミディアムテンポのシティポップ。
三茶の無人のフロア、隣の空いたデスクに積もる受信紙、白い紙テープに開いていく穿孔、ロンドン宛て送信完了のベル、そして社内番号に切り替わる指先――声の届く距離なのに声を使わない選択が、自分でどこまで踏み込みどこで止まるかを決めていく夜の心象風景を立ち上がらせる。
架空のAIシンガー Akemi が歌うのは、業務テレックスの正確な英文を打ってきた指が、業務以外の一語の前で震え、「STAY」のキーに触れて止まり、代わりに「COFFEE?」だけを穿孔する大人の感情。
70年代後半から80年代初頭のニューミュージックやシティポップが持っていた、夜のオフィス、機械音、声にしない言葉のやり取りを描く叙情性を下敷きに、現代的な感性で再構築した一曲となっている。
掌の中で紙テープの束を握り、穴の縁のバリが指に食い込んでも、Akemiは「STAY」を穴にはしない。
踏み込む一行と置いていく一語を自分の指で決めながら、月曜朝の受信紙の中に「COFFEE?」だけを残して三茶の夜道に出る――そんな自分の境界線を自分で引く意志を描いた楽曲。
Produced by nanayon music.
1970年代後半〜80年代前半の「シティポップ/ニューミュージック」が持つ哀愁と夜の空気感を、生成AIと編集で“作品として”再構築する音楽プロジェクト。 Akemi(アケミ)は、神奈川県大和市出身という設定で生まれた架空のAIシンガー。都会の孤独、大人の恋、夜の感情を、ノワール調のシティポップとして歌う。 作詞・作曲・歌唱・ビジュアルは生成AIを制作ツールとして用いながら制作し、「AIの中にある人間味と懐かしさ」をテーマに探求している。
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