昭和レコード探偵団 (feat. ミャウミャウバンド)のジャケット写真

歌詞

昭和レコード探偵団 (feat. ミャウミャウバンド)

グレちゃん

針を落とせば

事件が始まる

昭和レコード

探偵団

駅裏通りの

古本屋の奥

ほこりをかぶった

段ボール箱

そこで見つけた

古いレコード

知らない歌手が

笑っていた

値札の裏に

小さな文字で

「三番街の

時計を見ろ」

店主は黙って

湯のみを置いて

何かを知ってる

顔をした

歌詞カードには

赤い下線

「最後の歌を

探してほしい」

昭和の終わりに

消えた歌手だと

古い新聞に

名前があった

発売前夜に

姿を消して

レコードだけが

残された

ただの中古盤

なんかじゃないわ

胸のアンテナ

騒ぎ出す

A面だけでは

分からない

B面にきっと

鍵がある

ノイズの奥に

隠した声が

私を探してと

呼んでいる

昭和レコード探偵団

針の先で

謎を追え

昭和レコード探偵団

消えた歌手の

声を追え

スクラッチノイズの

すき間から

未完成のサビが

顔を出す

喫茶店では

ナポリタンの湯気

壁の時計が

五分遅れる

ジュークボックスの

二十七番

押してもないのに

歌が流れた

隣の席の

白い帽子が

伝票だけを

残して消える

そこに書かれた

古い番号

今は使われない

市外局番

公衆電話を

探して走る

商店街は

シャッターの海

十円玉を

三枚入れて

回すダイヤル

指が覚える

受話器の向こう

流れた声は

レコードの中の

あの歌手だった

「劇場の地下

赤い扉へ」

震える声で

そう告げた

それは偶然?

それとも罠か?

答えは誰も

教えちゃくれない

だけど確かに

消えた歌声が

今日の僕らを

呼んでいる

昭和レコード探偵団

針の先で

謎を追え

昭和レコード探偵団

消えた歌手の

夢を追え

回転数を

変えたなら

隠れた住所が

浮かび出す

閉店後の

古い劇場

地下へ続く

階段がある

赤い扉を

開けた先には

錆びた棚と

黒いテープ

ラベルの文字は

「最後の録音」

あの人の名が

残っていた

誰にも出せず

隠されたまま

メロディだけが

待っていた

カタカタ

回る

ターンテーブル

パチパチ

跳ねる

針の音

一秒

二秒

息を止めて

最後の溝まで

聞き逃すな

テープをかける

小さな部屋で

知らないサビが

夜に響く

名前を消され

歌を奪われ

それでも声を

ここに残した

昭和レコード探偵団

針の先で

謎を追え

昭和レコード探偵団

消えた歌手の

声を追え

昭和レコード探偵団

忘れた夢を

掘り起こせ

昭和レコード探偵団

誰も知らない

サビを鳴らせ

スクラッチノイズの

すき間から

失くした時代が

歌い出す

針を上げても

事件は終わらない

次のレコードが

また呼んでいる

  • 作詞者

    グレちゃん

  • 作曲者

    グレちゃん

  • プロデューサー

    グレちゃん

  • ボーカル

    グレちゃん, ミャウミャウバンド

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    昭和レコード探偵団 (feat. ミャウミャウバンド)

    グレちゃん

「昭和レコード探偵団」は、70年代から80年代のテレビ探偵ドラマ、歌謡曲、レコード文化への愛を、現代的なポップ感覚で再構成したレトロ・ミステリー・ポップである。

ファンキーなベース、ワウギター、エレクトリックピアノ、軽快なブラスが作り出すグルーヴは、まるで夕暮れの商店街、駅裏の古本屋、ナポリタンの湯気が立つ喫茶店をそのまま音にしたようだ。男女デュエットによる掛け合いは、古いレコードに隠された暗号を追う探偵団の物語を、コミカルでありながら少し切ないドラマとして立ち上げていく。

物語の中心にあるのは、昭和の終わりに姿を消した一人の歌手と、誰にも知られず残された「最後の録音」。値札の裏の暗号、歌詞カードの赤い下線、B面に潜む声、回転数を変えることで浮かび上がる手がかり。そうしたレコードならではの仕掛けが、リスナーを一編の音楽ミステリーへと引き込む。

「名前を消され、歌を奪われ、それでも声をここに残した」という核心は、単なる懐古ではない。忘れられた音楽、届かなかった夢、時代の片隅に置き去りにされた声を掘り起こすための、ポップで痛快な捜査線である。

昭和歌謡のノスタルジー、ヴィンテージな探偵ドラマの空気、そしてキャッチーなポップソングとしての親しみやすさ。そのすべてを一枚のレコードジャケットのように閉じ込めた「昭和レコード探偵団」は、針を落とした瞬間に事件が始まる、遊び心あふれるレトロ・ミステリー・チューンだ。

アーティスト情報

  • グレちゃん

    グレちゃん(Gre-chan)は、エレクトロニックを軸に、J-Pop、8-bitロック、シティポップ、EDM、メタル、ワールドミュージックまで横断するジャンルミックス型ポップアイドル。 「グレちゃんの毎日コーデ」で見せたファッションと日常のポップな世界観を起点に、通勤や通知の嵐をゲーム化した「脳内アーケード」、サイバーパンクな崩壊と再生を描く『Overwrite to the Future』、都会の夜を踊らせる「銀座ステップで捕まえて」など、映像が浮かぶ物語性の強い楽曲を展開している。 かわいさ、レトロフューチャー、スピード感、ダークな世界観を行き来しながら、日常も空想もステージに変えていくポップアーティスト。

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  • ミャウミャウバンド

    ミャウミャウバンドは、猫の鳴き声と攻めたビートを武器にした“祓い系”バンドプロジェクト。 J-Popを軸に、ハイパーポップ/トラップ/DnB/グリッチを横断し、カオスなのに耳に残るフックでフロアとSNSを沸かせる。 節分や追儺など日本のモチーフを現代的に再構築し、“悪い気配を追い出して福を呼ぶ”サウンドを更新し続ける。

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