

造花で彩られ 世界の色彩 象って
独りでは枯らせちゃって
咲かせ方も分からなくて
君から教わったことが
たくさんあったのに
想い出ってぼやけちゃって
声に出して紡いできた
君の唄 歌い続けていた
詞の一部が欠けていった
枯れた花 動かぬ時計の針
流るる雲 野鳥の群れ
ラメイアは歌った この街の唄を
君の世界が終わらぬように
ラメイアが世界の中心なら
君はそれを照らすのだろう
<鼻唄> 歌声響く 市街地
耳立てた うさぎたち
とうに言葉も失われて
君の唄 歌い続けていた
旋律すら欠けていった
荳悶Ψ繼シ縺檎オや■繧九d縺■↑
空の色 沈む太陽に呼応をして
ラメイアは歌った この街の唄を
君が教えてくれた唄を
「でもね、本当は気付いているの
こんな世界に続きがないことを。」
浴びた朝陽 透明で
この街は澄んだ 君色に澄んだ
飲み込むような深い蒼に
ラメイアが歌う新たな唄
君の世界が色褪せていく
新たな生命が生まれていく
- 作詞者
さはく
- 作曲者
さはく

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ラメイアと造花の街
さはく
――驚いた、これほどまでに高度な文明が実在していたというのか
ある男の手記01
「西暦と新暦の間に誰かが隠した歴史、私はその研究に明け暮れるしがない考古学者だった。
この手記に書いてあることは全て本当のことだ。
私はいつものように旧東京メトロ-解読不能-線にて帰宅を試みていた。0番線終電、-解読不能-駅行、思えば車内の雰囲気や内装、今では使われていないような文字で作られた広告が貼ってある等、若干の違和感は感じていた。普段であれば昔の字が使われているだけでも、考古学者としての血が騒ぐであろうが、その日は特に疲れていて座席に座るやいなや、眠りこけてしまったのだ。
次に目を覚ましたとき目を疑った、私の乗っていた地下鉄は地上に出ていて、太陽が車窓から差し込んでいたからだ。
そして私は驚いた、終点の向こう、そこには色とりどりの花が狂い咲く廃都市が存在していたのだから。」
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さはく
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