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火は、すべてを焼き尽くすものだと思っていた。
けれど本当は、
火は終わりではない。
灰の下に残る小さな熱。
誰にも気づかれないまま、
静かに呼吸を続ける火種。
「EMBER」は、
失ったものを悼む歌ではなく、
燃え尽きたあとに残る“生きる意志”を描いた曲だ。
青銅の響きが夜を震わせる。
幾重にも重なるガムランの旋律。
歪んだギター。
大地を打つ鼓動。
それは祭りであり、祈りであり、
古い自分を送り出すための儀式でもある。
人は何度でも壊れる。
愛に傷つき、
記憶に囚われ、
言葉を失いながら。
それでも、
完全に消えてしまうことはない。
胸の奥には、
まだ熱が残っている。
それは怒りかもしれない。
希望かもしれない。
あるいは、誰にも見せなかった願いなのかもしれない。
夜明けの前、
火を囲みながら踊るように。
何度でも。
何度でも。
私たちは、生まれ変わる。