Lyric

人の群れ詰まる改札

朝の通勤線

絡む線を解いて

詰めるイヤホン

対角線の怒号の

目線を躱して

鳴り響くベルが止んで

揺れる足元

不安定な心 吊り革は絞首台

そんな妄想 搔き消して

ボリュームを上げよう

『最低！』そう言われても

しょうがないような生活を続けてくのかなぁ

稼いで満たされたとしたら

この音も響かなくなる?

嫌だな 子供みたいだ

見送ったNPC

消える箱に独りきり

ガタンゴトン 終点です

扉が開く いま

消えない 不確かな旋律

形にしたくて 霧の中手探りで

出会った 歌声たちが導く

ポケットの中で騒ぐ

いつまでも

考えて 行動して 気が抜けて ダメになって

逃げ出して 落ち着いて また懲りずに夢を描いて

もがいて それでも 変わらず回る世界を

睨んでいた

たどり着いたこの地が

理想郷じゃなくても

羽ばたくイメージを音にのせて

ハロー、ハロー、ハロー。

歌えるよ、まだ。