リリース日: 2026/09/01
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秩序は、混沌を隠すためにある。
今宿探偵団、最新アルバム
『CONTROLLED CHAOS』
王道のビッグバンド・スウィング、ハードバップ、ノワール、エレクトリック・ジャズ、そして変拍子と転調が渦巻くアバンギャルド。
今回の10曲で今宿探偵団が追ったのは、ひとつの事件ではない。
「音楽は、どこまで壊してもグルーヴでいられるのか」
端正なアンサンブルから始まった捜査は、次第にその姿を変えていく。
サックスが走る。
ブラスが追う。
ピアノが和声を裏切る。
ベースが拍子を見失わせ、ドラムが時間そのものを組み替える。
美しい旋律が現れたかと思えば、次の瞬間には粉々に砕ける。
4/4は7/8へ。
5/4から11/8へ。
突然の転調、ポリリズム、偽のエンディング、そして沈黙。
それでも、グルーヴだけは消えない。
後半、「Midnight Bird」で猛烈なスウィングを取り戻したバンドは、「Broken Flight」でその飛行経路を破壊。さらに「Honey Trap」で再び甘く危険なスウィングへ誘い込み、最後の「Broken Honey」では、その罠さえ原型を残さないほど粉砕してしまう。
全員が別々の方向へ暴走しているように聞こえる。
しかし、最後の一撃だけは完璧に揃う。
偶然ではない。
混沌さえ、計算されている。
CONTROLLED CHAOS
壊すために組み上げ、
崩すために研ぎ澄ます。
今宿探偵団が辿り着いた、
「制御された混沌」の記録。
今宿探偵団。 都市のノイズと静寂、その境界線を追跡する音楽集団。 ビッグバンドジャズを基盤に、ロックの衝動、スカファンクの跳躍、 そしてモダンジャズの実験性を融合。 トランペット、サックス、トロンボーンから成るホーンセクションを主軸に、 リズム隊がそれを暴力的なグルーヴで支配する。 彼らの音楽は、単なるインストゥルメンタルではない。 断片化されたリフ、突発的な沈黙、崩壊寸前のアンサンブル それらはまるで“事件の断片”のように提示され、 やがて一瞬のユニゾンで、すべてが意味を持つ。 ライブでは、即興と構築が衝突し、 同じ楽曲であっても二度と同じ形にはならない。 今宿探偵団は音楽を演奏するのではない。 都市に潜む“電気的な違和感”を、音として記録する。
SNAP