イヤリングカラーのジャケット写真

歌詞

イヤリングカラー

鱗姫

夜の帳が頬を撫でる

遠くで揺れる鈴の音

生ける屍みたいなわたし

「キミは今 どこで笑ってるの?」

わたしはひとり置いてけぼり

まだ始まらない物語

生きることと ただ生けること

同じようで まるで違うんだね

この時間の夜が好き

涼しい風 少しだけ染めた髪

気づいてほしい でも言えなくて

影に紛れて歩いていた

「キミはどんな髪色が好き?」

でもその色にはしないよ

「どんな女の子が好きなの?」

ねえ 好みって難しいよね

学生の頃は ただ惹かれて

すぐ夢を見ては恋をしてた

でもいつからか怖くなって

飽きられることに怯えていた

ほんとに好きになれるなら

疑うことなく好きになりたい

不安になっちゃうこと多いけど

そんなふうになれるのかな

友達の笑い声

「彼がね」って楽しそうな瞳

誰かを信じて愛せること

それだけで 奇跡に見えた

この時間の夜が好き

イヤリングカラー 気づいてくれたかな?

そう、髪を少し染めてみたの

キミは何も言わないけど

好きになることが まだ怖くて

立ち止まったまま時が過ぎる

わたしは今日も名前もないまま

誰かを待っている──

  • 作詞者

    猩々

  • 作曲者

    猩々

  • プロデューサー

    猩々

  • ミキシングエンジニア

    猩々

  • グラフィックデザイン

    猩々

  • ベースギター

    猩々

  • バックグラウンドボーカル

    猩々

イヤリングカラーのジャケット写真

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    イヤリングカラー

    鱗姫

バーチャルアイドル 鱗姫 の新曲は、切なく幻想的なオルタナティブ・バラード。
テーマは「まだ恋ができない自分」。30代を目前にした女性が抱える不安や孤独を、夜の風景や日常のワンシーンに重ねて描いています。

サウンドはグランジを思わせるオルタナティブなギターサウンドに、リリカルで透明感のあるボーカルを乗せ、静かな始まりから感情を高めていきます。
そしてラストはあえて解決せず、余韻のまま終わる構成。鱗姫ならではの“心に刺さる物語性”を体現した楽曲です。

Aimer、羊文学など、叙情的でオルタナティブな女性ボーカル作品を好むリスナーに特におすすめです。

アーティスト情報

  • 鱗姫

    “生きたかった”少女の想いが、いま歌になる──。  誰にも気づかれず、誰の心にも届かなかった想い。壊れかけた世界の中で、それでも生きようとしていた誰かの物語──。 鱗姫(Rinki)。閉ざされた水槽のような現実を生きた少女の声から生まれたバーチャル・シンガー。内省的な歌詞と静かに滲む悲しみ、怒り、優しさのメロディ。“癒しではなく共鳴”の歌。もう戻らない昨日へ、何かを伝えたかった少女の想いが、今、歌になる!

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