This song is
A cruel reminder
Of The broken minds
Out on the dark sea
After the days of
Hunting reasons
All is vanity
Vast and dry
I’m what’s left of the
Long fever
Now it dawns on me
Every piece will find its place
If I still could hear you
I’d be in silence
As a form of redemption
I got a place I’ve saved
In this void
Where I keep the voices
Of the time alone
As I wish the night would stay
In this blue
I remember you
Time is
Such a slaughter house
Flesh and blood
Can only go on
Now I’m up on the hill alone
Counting the sounds of waves
Innocence is running wild
And crying for “the truth”
Then what is left in my hands?
I know I don’t care about It
Like I used to say
As a form of redemption
I got a place I’ve saved
In this void
Where I keep the voices
Of the time alone
As I wish the night would stay
In this blue
I remember you
- 作詞
Shun Ikegai
- 作曲
yahyel
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- ⚫︎
Love
yahyel
東京を中心に活動するyahyelが最新アルバムから”Love” をシングルカットし、先行リリース。
2022年11月に”Highway”、12月に”ID”と立て続いてシングルをリリースし、最新アルバムへの予感を感じさせていたyahyel。
”Loves & Cults”というアルバムタイトルがすでに公開され、愛と狂信の類似性についてを主題とした5年間の内省のプロセスに注目が集まっている。
アルバムに先駆けてリリースされる”Love”はそのアルバムの後半を彩る楽曲であり、アルバムの音楽的なストーリーの結論を描くものとなっている。
しっとりとしたピアノで始まる美しいなバラッドとして始まった楽曲は、機械的なコーラスワークや909のマシンドラム、太く伸縮性のあるサブベースが重なることによってダイナミックな展開を迎える。
冷たく、かつ激情的な従来のyahyelらしいカタストロフィを感じさせながらも、バンドの新たな有機性の形を提示する、2023年のアンセムチューンとなっている。
ーーーーー I know I don’t care about It like I used to say as a form of redemption (この間まで言っていたことに、今は気にもとめない自分に気づいている。贖罪の一つの形として。)
人の人生における、あらゆる事象への執着が愛から来るものなのか狂信からくるものかは、あくまで不完全な自我が生み出す主観的な感覚でしかなく、社会という相対性の中では非常に脆いものである。
「残ったものを愛すしかない、忘れることでしか赦すことはできない」というテーマは前作品”Human”でyahyelが結論づけたものと似てはいるものの、本作”Love”では、社会の中の1個人という人間という”群れ”の視点が介在している。
社会的な両極化の中、双方の主張がフェイクニュースと断じられ、敵をカルトじみた存在へと印象付け、身内をラブの名の下に扇動した2020年以降の世相の中で、”Love”という楽曲は仄暗い光と闇を投げかける。