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この曲は、共同体の束縛を断ち切り「個」として自由を得たはずの現代人が、その代償として手にした「骨まで凍みる孤独」と向き合う姿を歌った、内省的で哲学的なフォーク・ブルースです。
かつて疎んじた地縁や血縁という名の「温かい泥沼」を捨て、リベラリズムの理想に辿り着いたはずの俺たち。しかし、そこで待っていたのは、システムという巨大な機械の一部となり、深夜のコンビニの蛍光灯の下でバラバラに漂う虚無的な現実でした。日本的な社会構造の特質である「中空(ちゅうくう)」をキーワードに、拠り所を失った魂が「空っぽの国」でどう生きるべきかを鋭く問いかけます。
しかし、この歌は単なる絶望では終わりません。後半では、孤独をあえて纏い、権力にも孤独にも媚びずに背筋を伸ばして立つ**「粋(いき)」**な生き様を提示します。自由の失敗を笑い飛ばし、このふざけた世界のど真ん中で自分たちのリズムを刻み続ける。絶望を知った上でなお「粋に生きろ」と鼓舞する、現代の漂流者たちへ贈る覚悟のブルースです。