

「みんなそう思ってる」
「普通はこうだから」
誰の名前もない言葉が
正解みたいに流れてく
反論の宛先も
責任の所在も
最初から
用意されていない
それは
命令でも
意見でもなくて
ただ
空気みたいに
押し付けられてただけ
その声は
私のものじゃない
誰の顔も
思い浮かばない
否定した瞬間
「面倒な人」になるなら
それは最初から
対話じゃない
「悪気はないんだよ」
「冗談じゃん、それ」
逃げ道だけが
上手に用意されてる
聞き流せる強さを
求められる世界で
聞こえてしまった私は
いつも余計だった
声を上げる前に
黙らされる構造
それを
「平和」って呼ぶなら
その声は
私を守らない
都合のいい
雑音だった
同意してない
ただ
従わなかっただけ
誰かの声に
なりたかったんじゃない
ただ
私の声で
呼ばれたかった
誰の声でもない
だから
逆らえなかった
でも今は
はっきり言える
それは
私の声じゃない
- 作詞者
NAGISA
- 作曲者
NAGISA
- プロデューサー
NAGISA
- ボーカル
NAGISA

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誰の声でもない (オリジナルver)
NAGISA
「みんながそう言っている」
「普通はこうだから」
発信者のいない言葉が、
いつの間にか正解の顔をして
私たちの行動を縛っていく。
「誰の声でもない」 は、
責任の所在を失った“空気の声”と、
その中で押し黙ることを強いられてきた
個人の違和感を切り取った一曲。
拡声器のように投げつけられる匿名の言葉と、
そこから距離を取り、自分の声を取り戻そうとする生身の歌声。
その対比が、
「沈黙は同意ではない」という事実を
静かに、しかし明確に浮かび上がらせる。
これは反抗の歌ではない。
発信源のない声を、自分のものではないと切り分けるための歌だ。



