※ 試聴は反映までに時間がかかる場合があります。
※ 著作権管理事業者等が管理する楽曲は試聴できません。
淡い朝の光や水中に溶けていくような「都市の孤独と深い静寂」を、BPM110〜120の心地よいミニマル・テクノのグリッドに落とし込んだ、極めて美しく幻想的なアンビエント・ポップです。楽曲の骨組みを形成するのは、極限まで引き算されたタイトで無機質な4つ打ちのキックと、その隙間を浮遊するように埋める16ビートの繊細なハイハット、精度を保ちながら深海を想起させる丸みのあるサブベース。そこへ、まるで水面で明滅する光のように穏やかなアナログシンセのフィルター・パッドが重なり、淡々としたミニマリズムの中に深いノスタルジーと多幸感を漂わせます。
ボーカルは、残響(ディレイ&リバーブ)の霧の中に深く埋め込まれた、浮世離れした美しさを放つ女性のエーテリアル・ボイス。主旋律の背後で幾重にもレイヤーされたウィスパー調のコーラスが、まるでマリンスノー(海雪)のようにステレオのL/Rへとパノラマに広がり、聴き手を穏やかなトランス状態へと誘います。サビ(コーラス)の「ただ」というミニマルな言葉のリフレインが、テクノのループ特有の心地よさと絶妙にシンクロし、エモーショナルでありながらも完全に抑制された現代的なアート・ポップの質感を体現。最後はドラマティックな展開を排し、シンセのシーケンスがフィルターの中にゆっくりと沈み込んでいくようにフェードアウトし、最後は柔らかなヒスノイズの余韻だけを残して静かに幕を閉じます。
Negi0723は、感情の揺らぎと都市の空気感を繊細にすくい取るミュージシャン。 エレクトロニックとポップ、オルタナティブの要素を横断しながら、 きらめきとノスタルジー、衝動と内省が共存するサウンドを描き出す。 印象的なメロディと映像的なリリックが特徴で、 一瞬の感情や夜の断片を切り取るような楽曲世界は、 リスナーそれぞれの記憶や物語と静かに共鳴していく。 ジャンルに縛られず、感覚を信じて音を紡ぐ。 Negi0723の音楽は、日常と非日常の境界線をやさしく溶かしていく。