

あ、何か言いかけたのに、
あなたの顔を見たら忘れた。
あの日の唇を噛んだ血の味も、
私のなりたかった自分も、
忘れる。
今目に映ったものを抱きしめていたい。
今まで見てきたものは思い出せないから。
今目に映ったものも、いつか消えるのかな。
忘れゆくの反例に、この景色を。
あ、何か言いかけたのに
言葉の価値を考えて消した。
あぁ、冬の暖かい夕焼けに漂いたい。
これは覚えていたい。
これは忘れてしまいたい。
それは覚えていたい。
それも覚えていたい。
のこりは全部捨てておいて。
私という部屋も、整理できなかった。
今目に映ったものを抱きしめていたい。
今まで見てきたものは思い出せないから。
今目に映ったものも、いつか消えるのかな。
忘れゆくの反例なんてないか。
今目に映ったものを抱きしめていたい。
今まで見てきたものは思い出せないから。
今目に映ったものも、いつか消えるのかな。
忘れゆくの反例に、この景色を。
あ、何か言いかけたのに、
あなたの顔を見たら忘れた。
- 作詞者
Hattory
- 作曲者
Hattory
- レコーディングエンジニア
田村雄平
- ミキシングエンジニア
田村雄平
- マスタリングエンジニア
田村雄平
- ボーカル
uka
- ソングライター
Hattory

シャクムドウ の“忘れゆくもの”を
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忘れゆくもの
シャクムドウ
人を人たらしめる要素として「忘れる」ことが挙げられると思う。忘れることはある時は残酷に、ある時は優しく人に作用する。
僕らはそれらを選ぶことはできず、今目の前にある大切なことが次第に薄れていくこともあれば、忘れてしまいたい嫌なことがしばらく色濃く残っていたりする。
この歌では、良い悪いの判断をするのではなく「忘れたいことも、忘れたくないことも目に焼き付けておいてみる。」ことで一つ、現在に価値を見出せるかもしれないという希望を綴っている。
この歌を聴くことで、絶望の中にいる人の心が安らげばと願いを込めて作成した楽曲。