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月明かりだけが、静かに興津川を照らしている。
歌川広重が描いた『東海道五十三次・興津 興津川』へのオマージュとして生まれた、東海道夜珍道中 第十七宿。
切り立つ岩肌。
風に揺れる松並木。
川面に映る満月。
遠く宿場町の灯りが、静かな夜をやさしく照らしている。
この曲は、江戸の旅人と現代のナイトドライブをひとつの景色へ重ね合わせた一曲。
Dusty Boom-Bapの鼓動に、三味線や琴の響きが溶け込み、男女のデュエットが夜風のように寄り添う。
急ぐための旅ではない。
誰かと競うための旅でもない。
月の向こうへ――。
ただ心の赴くまま、静かな興津川を渡ってゆく。
**Liminal Reverie(リミナル・レヴェリー)**は、 「現実と夢のあいだ」をテーマにした インストゥルメンタル・プロジェクト。 昼と夜のあいだ。 賑わいのあと。 現実と夢が、まだ分かれきらない瞬間。 そこに残る気配、余韻、空気を音にする。 和と洋、対になる二つの軸を持ち、 和:江戸lofi 洋:Liminal Reverie それぞれ異なる世界観で楽曲を制作している。