

ギターケースの中 静かな夜
足音だけが通り過ぎてく
誰も気づかないみたいでも
この場所に立っていた
歌う理由を探すより
今日は歌っていたかった
名前もまだないこの声を
夜に置いてくみたいに
正解かどうかなんて
今はわからなくて
ただここで鳴った音だけ
信じていた
小銭の音が ひとつ鳴る
それだけで胸が熱くなる
拍手じゃなくていい
ちゃんと聞こえたって
それでよかった
うつむいたままの背中が
少しだけ立ち止まった
世界と目が合った気がして
また声を出した
期待しすぎないように
喜びすぎないように
それでも確かにここに
今があった
小銭の音が また鳴る
夜の中で小さく光る
評価なんかじゃない
でも確かに
届いた気がした
この街は何も
約束しないけど
それでも立っていた
この時間だけは
小銭の音が 重なって
ひとつの夜になる
名前も未来も
まだ持たないまま
ここで歌ってる
- 作詞者
ユウ Yuu
- 作曲者
ユウ Yuu
- プロデューサー
ユウ Yuu
- ギター
ユウ Yuu
- ボーカル
ユウ Yuu

ユウ Yuu の“小銭の音”を
音楽配信サービスで聴く
ストリーミング / ダウンロード
- ⚫︎
小銭の音
ユウ Yuu
ギターケースに落ちる、小さな金属音。
拍手でも評価でもない、ほんの一瞬の反応。
「小銭の音」は、
路上で歌う彼女が初めて世界と触れた夜を描いた一曲。
誰かに選ばれたわけでも、認められたわけでもない。
それでも確かに、“届いた”と感じた瞬間があった。
前半はアコースティックギターだけで始まり、
2コーラス目からリズムとストリングスが静かに重なる。
音数が増えても、感情は叫ばない。
この曲は成功の物語ではない。
「歌っていい」と、初めて自分に許した夜の記録だ。
アーティスト情報
ユウ Yuu
**Yuu(ユウ)**は、路上ライブから活動を始めたシンガーソングライター。 アコースティックギターを軸に、日常の風景や社会との距離感を、 感情を煽りすぎない誠実な言葉で描く。 派手な主張や断定を避け、 「誰のせいでもない違和感」や 「考えながら生きること」をテーマにした楽曲が特徴。 怒りや答えを提示するのではなく、 立ち止まり、迷い、それでも選び続ける姿勢を音楽に刻んでいる。 その歌は、路上で鳴らしていた頃の距離感を保ちながら、 聴く人それぞれの生活にそっと入り込む。 Yuuにとって音楽は、正しさを証明するためのものではなく、 今日を自分の足で生きていくための声である。
ユウ Yuuの他のリリース
SNAP



