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The Last Person――“最も期待されていない男”を名乗るこのソロアーティストは、言葉にならなかった10年分の葛藤をすべて詰め込んだ。
『Record of Inner Conflict』は、完全自主制作で2年以上かけて紡がれた、全11曲のセルフポートレート。録音、演奏、ミックス、マスタリング、アートワークまで、すべて一人で手がけられた本作には、妥協のない“個”の輪郭がむき出しのまま刻まれている。
音楽的にはOasisやASIAN KUNG-FU GENERATIONの系譜を辿りながら、時にシューゲイズやグランジの影も覗く。しかし、この作品の本質はジャンルではなく「逃げなかった記録」である。誰にも期待されなかったからこそ、自分自身と徹底的に向き合い、声にならなかった思いをギターと歌にして放つ。
開幕曲「I Wasted 20s」から最終曲「Wasting Time」まで、全編に通底するのは、自己否定とそれを越えようとする意思。怒り、喪失、再生、肯定。そのすべてを飲み込んで、“俺は俺を壊させない”と歌いきる。
誰かに寄り添うでもなく、押し付けるでもない。ただひとつの人生の痕跡として鳴り響く、本当の意味での“オルタナティブ・ロック”。このアルバムは、冴えない男が自分の足で立ち上がろうとした、その証である。
日本を拠点に活動するソロアーティスト。 作詞・作曲・アレンジからミックス、マスタリング、アートワークまでを一人で手がける完全DIYスタイル。 デビュー作『Record of Inner Conflict』は、10年以上にわたる葛藤を綴った“内なる対話”の記録。 オルタナティブ/インディーロックを軸に、等身大の言葉とサウンドで心の奥を鳴らす。