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何やら刺激的なタイトルのアルバムだが、その所以について説いていこう。残飯とは平たく言えば「食べ残し」であるが、本作は古い楽曲の中で音源を残しておきたいモノを寄せ集めた内容。つまり、食べ残しなのだ。では総じて質の低い曲が集まっているのか、というとそうでも無く、残飯らしい一貫性の無さはありつつも聴きごたえのある曲が集まっている。ロックンロールを主題とした曲が複数あるのにも注目したい。最近のライブでは大きく音楽的な方向が変化しつつある氏の、過去の作風の最後の残り香としても受け取れる。果たしてこの残飯を賞味出来るかどうかは、各々の姿勢に委ねられるだろう。
地獄の詩世界と秋田弁ブルースを唄う、ただの秋田県人。じゅんさい王国(旧・山本町)出身。2023年頭より弾き語りを本格始動し、代表曲である『犬の川』はライブ演奏を通し多数の人間から「これは犬の楢山節考だ」などと激賞を得た。また秋田弁ブルースは「何を言ってるか全く分からないけど面白い」等の声を集め、ライブの重要要素の一つとなっている。
哥処 墨林庵