雨に成れのジャケット写真

歌詞

雨に成れ

日傘, 花隈千冬

月明かりが照らしたものは

あまりに明瞭で

あなたの痛みすら容易く

浚っていく

鉄柵にしがみつく空蝉

削る靴底 縋る小説

頭を抱えた少年

電線に絡まった鳩が

眩しく光り輝く様に

声も出せぬまま…

傷ついて笑っている

その姿はあまりに残酷だ

今すぐ耳塞げ

痛みならここにある

あなたを追い詰めている

チャイムの音なんて掻き消そう

それならば出来る

この歌よ雨に成れ

僕らはどれだけ才能があれば

普通になれるんだろうね

その解すら分かんない

落下する立秋の空蝉

変えた靴底 縋る小説

白紙の用紙を返す

電線に絡まった鳩が

眩しく光り輝く様に

諸手を挙げるのかい?

傷ついて光っている

その姿はあまりに残酷だ

今すぐ逃げ出せ

それすらも出来ぬなら

あなたを追い詰めている

チャイムの音だけは掻き消そう

それならば出来る

この歌よ雨に成れ

堪えきれず泣いている

ただ堪えきれずに泣いている

あなたの鼓膜に

この歌があるのなら

あなたを追い詰めている

チャイムの音なんて掻き消せる

それだけは言える

この歌が雨に成れば

あなたの肩を撫でられるかな

普通になれぬ怖さだけ

それだけは知っているから

あなたの肩を撫でられたなら

その咽びごと掻き消そう

あなたは傷つきすぎた

  • 作詞者

    日傘

  • 作曲者

    日傘

  • プロデューサー

    木下智哉

  • レコーディングエンジニア

    中村怜司

  • ギター

    日傘, YonePi

  • ベースギター

    Fi-Na (Kana)

  • ドラム

    SASUKE

  • キーボード

    Goathope(りんたろう)

  • ボーカル

    花隈千冬

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雨に成れ

日傘, 花隈千冬

  • ⚫︎

    雨に成れ

    日傘, 花隈千冬

昔から、過去の自分、未来の自分を他人として考える癖があります。

辛い時、私が何よりも恐れていたことが未来の自分に、その辛さを否定されることでした。
「あの頃は弱かった」
「あの頃は甘えてた」
そんな、強くなり過ぎてしまった未来の自分を想像すると、怖くてたまりませんでした。

未来の自分がそんな人にならないように、作曲を始めた所があります。傷ついた経験をできるだけ鮮度を保ったまま形に残す手段として歌を書いてきました。
そうすれば、未来の自分に
「こんなに辛いんだ」
と、言い返せるような気がして。


そんな私ももうすぐ20歳です。十分"未来の自分"と呼べる年齢になってしまいました。
この楽曲は、過去の自分に「優しい人になれていますよ」と言えるように、証明する気持ちで制作しました。

「あなたは傷つきすぎた」
この言葉を綴れたこと、本当に幸せに思います。
どうかこの言葉が雨に成って、もがき苦しむあなたに降り注ぎますように。

アーティスト情報

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