

北の国から 出てきた街で
スーツと名刺を 武器にして
昼間は数字を 追いかけて
夜になったら 酒を追う
紙タバコくわえ なまを頼んで
何杯飲んだか 覚えちゃいない
終電なんてのは とうに過ぎて
「ザッツライト」って 笑ってた
あの頃は朝まで 店が開いてて
あの頃は朝まで 人がいた
帰る理由も 特になくって
ただ夜が終わるまで 飲んでいた
朝6新橋 SL広場
時計の針を 指さして
マイケルみたいに ポーズを決めて
「やっちまったな」って 笑ってた
絶望なのか 達成なのか
今じゃどっちか わからない
始発の街に 朝日が差した
あれが僕らの 青春だった
生ビールから ウーロンハイ
変わった時点で ひよってる
それでもグラスを 高く掲げて
「まだ舞える」って また乾杯
たまにマスター 黙ったままで
同じグラスを 置いていく
ウーロンハイだと 思って飲んだら
ただの烏龍茶 だった夜
気づいていたのか いなかったのか
たぶん気づいて なかったな
「ザッツライト」って うなずきながら
また次の店へと 歩いてた
朝6新橋 SL広場
時計の針を 指さして
ネクタイ曲がって 声まで枯れて
それでもなぜか 誇らしくて
喧嘩もしたし 笑い転げた
言えない後悔も いくつかある
全部まとめて 朝日に焼かれ
僕らは少し 大人になった
朝まで飲むのが 当たり前で
朝まで街には 人がいた
タバコの煙と 生ビール
くだらない話が 尽きなかった
戻りたいとは 思わないけど
忘れたいとも 思わない
馬鹿だったなと 笑えるくらい
遠くまで来た それでいい
朝6新橋 SL広場
あの時計は もうないけれど
昔の僕が 指さす姿
今でもなぜか 目に浮かぶ
喧嘩も酒も 恋も仕事も
正解なんて なかったけれど
失敗までも 肴にできる
それが大人に なることか
朝6新橋 もう朝だ
「まだ舞える」けど 帰ろうか
あの日の僕に 乾杯しながら
「ザッツライト」って 笑ってる
時計はなくても 消えやしない
朝6新橋 あの景色
「まだ舞える」って
朝になった
- 作詞者
木村 渉
- 作曲者
51
- プロデューサー
51
- ボーカル
51

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朝6新橋
51
朝6新橋は、若き日の無茶な夜と、それを笑って振り返れる今を描いた大人の青春歌。
北の国から上京し、スーツと名刺を武器に働き、夜になれば仲間と朝まで飲み続ける。生ビール、ウーロンハイ、紙タバコ、喧嘩、笑い、恋、仕事、そして少しの後悔。
朝6時の新橋SL広場。酔いつぶれながら時計を指さした、絶望とも達成感とも言えないあの瞬間。
今ではその時計もなくなった。それでも、あの日の景色は消えやしない。
戻りたいわけじゃない。忘れたいわけでもない。
すべての失敗まで酒の肴にできるようになった今だから歌える、哀愁と笑いと魂を込めた一曲。
まだ舞える。
朝6新橋、もう朝だ。



